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064.女王様と王子様 [夕刻] ---- 「待ってください!僕達は戦うつもりはないです!」 ♂ハンターと♀アチャの前に両手をあげて森の中から現れたのは栗毛の♂アコライトだった 続いて現れたのは夏物のワンピースで必要以上に強調された巨大な双丘にぴっちりした服のせいで余計卑猥に見えるボディラインの女性 その手に持ったムチと顔に被った仮面。その二つでその女性が監獄の魔物ジルタスであると♂ハンターは認識できた 「なんでこんなところに女王様?」 ぽつりと♂ハンターがジルタスの通称を呟く 「女王様…?」 その呟きを聞いた♀アチャの脳内ではこんな変換が行われていた 王子様→産むのは女王様→こんなところで遭遇→まさか婚礼の挨拶? 「いやーん!こんなところでもうお母様と面会なんてー♪あたし、まだ心の準備が…」 『……は?』 「こういう時は三つ指ついて『ふつつかものですがよろしくお願い致します』がいいのかしら?」 ♀アチャの唐突な妄想電波炸裂に面食らうほか三人 「…いや、そういう女王様じゃなくてそもそも俺は王子様じゃないしアレはジルタスでほら見たことない?」 いち早く♀アチャの妄想に気がついて慌ててフォローを入れたのはやはり♂ハンターだった 「もしかしてこのままご両親公認でゴールイン?新婚旅行は流行りのジャワイがいいかしら?」 だが♀アチャの妄想は止まらない、むしろ加速する一方である 「ご主人様…あの二人、どう思う?」 そんな二人を唖然と見ていた♂アコにジルタスが小さく耳打ちする 「この調子なら…ゲームに乗ってないんじゃないかな?うん、仲間にだってなれると思う」 そもそも、殺すつもりなら弓を向けていた時に迷わず撃てばよかったのだからと付け加える 「あの、そこのお二人さん…ちょっといいですか?」 ♂アコがショートコントを繰り広げる二人に声をかける 「それで子供は男の子と女の子で二人が良いわよね。生まれた時には盛大にお祭りなんか開いちゃって…」 「だから違うんだってば、ねぇお願いだから聞いてぇ!」 ……だが結局♀アチャの暴走が止まるまでマトモに話は出来なかったのであった 「……なるほど、そういうことだったんだ」 暫くして♀アチャの暴走がひと段落つき、4人(実質3人)は話し合うことが出来た ちなみに♀アチャは落ち着いたとはいえまだ妄想の真っ只中である 「はい、ですから僕たちは仲間を求めています。こんな殺し合い、バカげています」 「……それは同感だよ。俺も、君たちとなら仲間になれると思う」 固くがっしりと握手をする♂アコと♂ハンター 戦いを嫌っている人間がいる。その事実は二人にとって互いに最高の励ましになっただろう だが、それ以上に口にしにくい親近感が二人にあった かたやお色気お姉様に振り回され、かたや妄想お姫様に振り回され 女難の相。それが二人の共通点としてぴったりくるのではないだろうか 「では夜も近いですし……僕達がさっきまで居た小屋にひとまず向かいましょう」 協力が決まったのならまずは行動をと、立ち上がる三人 とりあえず♀アチャは三度ほどゆさゆさと揺すると、ようやく向こう側から帰ってきた 「それじゃあヨロシクね、お譲ちゃん」 戻ってきた♀アチャにジルタスが妖しく微笑む その笑みに、『ノンケでも構わず食っちまうんだぜ』。そんな言葉が♂ハンターの頭を通り過ぎた 「はい、お願いしますね。お母様っ」 「いや、だから違うって…」 そんなことなど露知らずか相変わらずのお母様扱い。これは補正するのは大変そうだ ♂ハンターにとっては仲間と共に頭痛の種も増えたのであった (ちっ…大人数になりやがった…) それを木陰から眺める影が一つ。♂ローグであった このままでは四対一。しかも向こうには前衛後衛支援一通り揃っているのだ 奇襲で確実に最低二人は仕留めなければ殺されるのは自分になる。そう判断した彼は機会を待つことにした これから時間は夜。どうしてもどこかで休息は取らないといけないだろう ならばどこかで休憩した時を狙う。小屋にでも入られたら火をつけて燻り出し飛び出してきた相手を確実に狩れば良い それまではじっと獲物を逃がさないように注意しなくてはならない (我慢した時の方がヤっちまった快感は大きいってよぉ) 興奮に熱くなる下半身を感じながら、♂ローグは4人を追いかけて移動を始めた <アコ汁&王子様ペア合流、I-5付近の家へ移動> <ジルタスは夏物の薄手ワンピース。危険なくらいぴっちぴち> <♂ローグは密かに襲い掛かる機会を待っている> | [[戻る>2-063]] | [[目次>第二回目次]] | [[進む>2-065]] |
064.女王様と王子様 [夕刻] ---- 「待ってください!僕達は戦うつもりはないです!」 ♂ハンターと♀アチャの前に両手をあげて森の中から現れたのは栗毛の♂アコライトだった 続いて現れたのは夏物のワンピースで必要以上に強調された巨大な双丘にぴっちりした服のせいで余計卑猥に見えるボディラインの女性 その手に持ったムチと顔に被った仮面。その二つでその女性が監獄の魔物ジルタスであると♂ハンターは認識できた 「なんでこんなところに女王様?」 ぽつりと♂ハンターがジルタスの通称を呟く 「女王様…?」 その呟きを聞いた♀アチャの脳内ではこんな変換が行われていた 王子様→産むのは女王様→こんなところで遭遇→まさか婚礼の挨拶? 「いやーん!こんなところでもうお母様と面会なんてー♪あたし、まだ心の準備が…」 『……は?』 「こういう時は三つ指ついて『ふつつかものですがよろしくお願い致します』がいいのかしら?」 ♀アチャの唐突な妄想電波炸裂に面食らうほか三人 「…いや、そういう女王様じゃなくてそもそも俺は王子様じゃないしアレはジルタスでほら見たことない?」 いち早く♀アチャの妄想に気がついて慌ててフォローを入れたのはやはり♂ハンターだった 「もしかしてこのままご両親公認でゴールイン?新婚旅行は流行りのジャワイがいいかしら?」 だが♀アチャの妄想は止まらない、むしろ加速する一方である 「ご主人様…あの二人、どう思う?」 そんな二人を唖然と見ていた♂アコにジルタスが小さく耳打ちする 「この調子なら…ゲームに乗ってないんじゃないかな?うん、仲間にだってなれると思う」 そもそも、殺すつもりなら弓を向けていた時に迷わず撃てばよかったのだからと付け加える 「あの、そこのお二人さん…ちょっといいですか?」 ♂アコがショートコントを繰り広げる二人に声をかける 「それで子供は男の子と女の子で二人が良いわよね。生まれた時には盛大にお祭りなんか開いちゃって…」 「だから違うんだってば、ねぇお願いだから聞いてぇ!」 ……だが結局♀アチャの暴走が止まるまでマトモに話は出来なかったのであった 「……なるほど、そういうことだったんだ」 暫くして♀アチャの暴走がひと段落つき、4人(実質3人)は話し合うことが出来た ちなみに♀アチャは落ち着いたとはいえまだ妄想の真っ只中である 「はい、ですから僕たちは仲間を求めています。こんな殺し合い、バカげています」 「……それは同感だよ。俺も、君たちとなら仲間になれると思う」 固くがっしりと握手をする♂アコと♂ハンター 戦いを嫌っている人間がいる。その事実は二人にとって互いに最高の励ましになっただろう だが、それ以上に口にしにくい親近感が二人にあった かたやお色気お姉様に振り回され、かたや妄想お姫様に振り回され 女難の相。それが二人の共通点としてぴったりくるのではないだろうか 「では夜も近いですし……僕達がさっきまで居た小屋にひとまず向かいましょう」 協力が決まったのならまずは行動をと、立ち上がる三人 とりあえず♀アチャは三度ほどゆさゆさと揺すると、ようやく向こう側から帰ってきた 「それじゃあヨロシクね、お譲ちゃん」 戻ってきた♀アチャにジルタスが妖しく微笑む その笑みに、『ノンケでも構わず食っちまうんだぜ』。そんな言葉が♂ハンターの頭を通り過ぎた 「はい、お願いしますね。お母様っ」 「いや、だから違うって…」 そんなことなど露知らずか相変わらずのお母様扱い。これは補正するのは大変そうだ ♂ハンターにとっては仲間と共に頭痛の種も増えたのであった (ちっ…大人数になりやがった…) それを木陰から眺める影が一つ。♂ローグであった このままでは四対一。しかも向こうには前衛後衛支援一通り揃っているのだ 奇襲で確実に最低二人は仕留めなければ殺されるのは自分になる。そう判断した彼は機会を待つことにした これから時間は夜。どうしてもどこかで休息は取らないといけないだろう ならばどこかで休憩した時を狙う。小屋にでも入られたら火をつけて燻り出し飛び出してきた相手を確実に狩れば良い それまではじっと獲物を逃がさないように注意しなくてはならない (我慢した時の方がヤっちまった快感は大きいってよぉ) 興奮に熱くなる下半身を感じながら、♂ローグは4人を追いかけて移動を始めた <アコ汁&王子様ペア合流、I-5付近の家へ移動> <ジルタスは夏物の薄手ワンピース。危険なくらいぴっちぴち> <♂ローグは密かに襲い掛かる機会を待っている> ---- | [[戻る>2-063]] | [[目次>第二回目次]] | [[進む>2-065]] |

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