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XX. ごちそう ---- 薄暗い森の中を、奇妙な影が進んでいた。 人のようで、人ではない。 アコライトの制服をまとってはいるが、服の裾や腹は奇妙にふくらみ、ねじくれている。 「それ」が動くたびに、異様な音がした。 ずる、ずる お腹がすいた―― ずる、ずる 食べたい―― 私はゲームに参加することになったらしい。 人間たちが作ったゲーム。人間たちが殺しあうゲーム。 人間なんて怖くはないけど、あのGMという人間はとても強い。 私を殺しに来たのかと思ったけれど、違ったらしい。 「あなたには是非ともこのゲームに参加していただきたいんですよ。あなたにとっても悪い話じゃない」 あの変な人間はそう言った。 「好きなだけ、食べていただいて結構です」 美味しそうな人間がたくさん集まっていて、お腹の口から涎が出そうだった。 早く食べに行こう。お腹がすいて仕方がない。 なぜだかうまく変身し切れないのが気になるけれど、大したことじゃない。 ほら、さっそく美味しそうな匂いがする。 私ははみ出た蔓を引きずりながら、匂いのほうへと向かっていった。 <『メル』 現在地:森の中 持ち物:青箱2個(未開封) 備考:外見は♀アコだが マンドラゴラの能力を持つ(蔦は収納可能)、人間に対する食欲で動いている> <参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】  「まんどらごるぁとお姉ちゃん」及び同シリーズより> ---- [[戻る>第二回NG]]

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