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024.凸と凹 ----   『頑張って、殺し合いましょうー』 目を閉じると、無残に斬り殺されたノービスの姿とGMの笑顔が思い浮かぶ あの太刀筋、今思い出しただけでも背筋が寒くなる 一刀で人間を真っ二つにするなど、どれだけの腕前があれば出来るのだろうか? 剣の切れ味もあったのだろう。だが何よりも『殺す』ということに一切の躊躇が無かった 迷いの無い心はそのまま剣の力になる。だがあの剣はまるで、虫でも叩き潰すかのように無造作に振るわれた 怖かった。血に濡れてなお微笑む姿は、人間を見ている気がしなかった 魔物との戦いで幾度と無く死線を潜り抜けたというのに、久しく忘れていた恐怖心が蘇えっていた その後、ポータルをくぐり降ろされたのはアルベルタを模した街の中だった 誰も居ない街は、不気味な沈黙が支配していた 一歩歩くたびに『路地裏から誰かが襲い掛かるかもしれない』『遠くから弓で撃たれるかもしれない』 そんな思考が心を支配し、まるで戦いを知らない小娘のようにびくびく怯えながら路地を歩く 風が吹くたびありもしない気配を感じ、自らの足音にさえ恐怖した もしもそのままずっと一人だったなら、私は発狂してしまっていたかもしれない だが、そんな時に出会ったのが 「騎士子たんのふともも(*´Д`)ハァハァ」 コイツだった 服装からして♂騎士なのだろうが、はっきり言ってそんな雰囲気は微塵も感じられない むしろただの変質者といったほうが正しいのではなかろうか コイツがいきなり物陰から飛び出してきた時には思わず……その……失禁ごほん! まあ粗相してしまったりしたのだがコイツときたらそんな私を見て 「おおおお騎士子たんのおもらし萌えぇぇぇぇぇぇぇ!!」 などとぬかしてその後…… ……もうやめよう、この記憶は永遠に心の奥にしまっておきたい 「騎士子たんの生着替え……(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ 」 うるさい、人の記憶に割り込んで強制再生するな 「おおお怒った騎士子たん(*´Д`)ハァハァ 」 ……と、コイツが終始こんな調子だったものだからすっかり恐怖心がなりを潜めてしまった 貞操の危機も考えたが、どうもコイツはハァハァ言っているだけで実際に手を出すつもりは無いらしい そこだけは、一応、信頼できる 「ちょっとだけ優しいところも見せる騎士子たん(*´Д`)ハァハァ」 「人の頭の中を読んで発言するなっ!」 正直こんなヤツと一緒に行動するのは頭が痛いが、一人で再び恐怖に支配されるよりはマシだった しかし箱から出たものがロッドとブリーフでなければこんな無様は見せずにすんだのだが…… 「ブリーフ装備の騎士子たん(*´Д`)ハァハァ」 「うるさい、ロッドで殴り殺すぞ」 「ツンデレ萌え~」 萌え~とかいうなこの阿呆 「はぁ……とにかく他の参加者を探すぞ。今後どうするかはそれから決めよう」 <♀騎士 所持品:ロッド、ブリーフ> <♂騎士? 所持品:不明> ---- | 戻る | 目次 | 進む | | [[023]] | [[目次]] | [[025]] |
024.凸と凹 ----   『頑張って、殺し合いましょうー』 目を閉じると、無残に斬り殺されたノービスの姿とGMの笑顔が思い浮かぶ あの太刀筋、今思い出しただけでも背筋が寒くなる 一刀で人間を真っ二つにするなど、どれだけの腕前があれば出来るのだろうか? 剣の切れ味もあったのだろう。だが何よりも『殺す』ということに一切の躊躇が無かった 迷いの無い心はそのまま剣の力になる。だがあの剣はまるで、虫でも叩き潰すかのように無造作に振るわれた 怖かった。血に濡れてなお微笑む姿は、人間を見ている気がしなかった 魔物との戦いで幾度と無く死線を潜り抜けたというのに、久しく忘れていた恐怖心が蘇えっていた その後、ポータルをくぐり降ろされたのはアルベルタを模した街の中だった 誰も居ない街は、不気味な沈黙が支配していた 一歩歩くたびに『路地裏から誰かが襲い掛かるかもしれない』『遠くから弓で撃たれるかもしれない』 そんな思考が心を支配し、まるで戦いを知らない小娘のようにびくびく怯えながら路地を歩く 風が吹くたびありもしない気配を感じ、自らの足音にさえ恐怖した もしもそのままずっと一人だったなら、私は発狂してしまっていたかもしれない だが、そんな時に出会ったのが 「騎士子たんのふともも(*´Д`)ハァハァ」 コイツだった 服装からして♂騎士なのだろうが、はっきり言ってそんな雰囲気は微塵も感じられない むしろただの変質者といったほうが正しいのではなかろうか コイツがいきなり物陰から飛び出してきた時には思わず……その……失禁ごほん! まあ粗相してしまったりしたのだがコイツときたらそんな私を見て 「おおおお騎士子たんのおもらし萌えぇぇぇぇぇぇぇ!!」 などとぬかしてその後…… ……もうやめよう、この記憶は永遠に心の奥にしまっておきたい 「騎士子たんの生着替え……(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ 」 うるさい、人の記憶に割り込んで強制再生するな 「おおお怒った騎士子たん(*´Д`)ハァハァ 」 ……と、コイツが終始こんな調子だったものだからすっかり恐怖心がなりを潜めてしまった 貞操の危機も考えたが、どうもコイツはハァハァ言っているだけで実際に手を出すつもりは無いらしい そこだけは、一応、信頼できる 「ちょっとだけ優しいところも見せる騎士子たん(*´Д`)ハァハァ」 「人の頭の中を読んで発言するなっ!」 正直こんなヤツと一緒に行動するのは頭が痛いが、一人で再び恐怖に支配されるよりはマシだった しかし箱から出たものがロッドとブリーフでなければこんな無様は見せずにすんだのだが…… 「ブリーフ装備の騎士子たん(*´Д`)ハァハァ」 「うるさい、ロッドで殴り殺すぞ」 「ツンデレ萌え~(*´Д`)」 萌え~とかいうなこの阿呆 「はぁ……とにかく他の参加者を探すぞ。今後どうするかはそれから決めよう」 <♀騎士 所持品:ロッド、ブリーフ> <♂騎士? 所持品:不明> ---- | 戻る | 目次 | 進む | | [[023]] | [[目次]] | [[025]] |

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