「2-100」(2005/11/19 (土) 12:53:56) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
----
| [[戻る>2-099]] | [[目次>第二回目次]] | [[進む>2-101]] |
100 蟲
----
・・・びちゃ。
月明りの差し込む室内にて。
床に転がる首の無い男。彼の動かない筈の肉体が、血溜まりの中でびくんびくんと何度か跳ねた。
びちゃ。ごり・・・ごり。
何かを貪る様な音と共に、びくびくと跳ねる。その度に未だ乾き切っていない血溜まりは飛沫をあげた。
・・・・・・ぺちゃり。
・・・・・・・・・・・・
・・・ずる。ずる。
・・・・・・・・・・・・
数時間後。
その室内に、首の無い男はもう居らず。彼が転がっていた筈の位置には赤黒い染みの広がりと、骨の欠片と思しき白い破片だけが残されていた。
そして扉の外まで、延々と血の跡。
浜辺には、何かが這い擦ったような跡。
<大臣の腹の中から帰った寄生虫、屍を喰い成長して何処かへ>
<※アルギオペの亜種。特別枠関係無し、BR参加者とは見なされないが、本能のまま人は襲う>
----
| [[戻る>2-099]] | [[目次>第二回目次]] | [[進む>2-101]] |
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: