「NG2-41」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

NG2-41」(2008/06/16 (月) 10:36:59) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

♀アルケミスト、♀ハンター282.道化の本分[三日目午前]  (NG?) 「GMジョーカー、失礼します」 ノックの後、一人の若い兵士がジョーカーの私室へ入る そしてギクリ、と固まってしまった 「……どうした、幽霊でも見たか?」 …ここまで笑えないジョークがあるものか 部屋に主の姿は無く、変わりに立つのは一人の男 その姿、その声 死んだはずの♂クルセイダー 「ぇ……あ…」 剣を抜くことも忘れ、凍りついたように固まる 視線が絡み合い、永遠に思える一瞬。ふと、♂クルセイダーの表情が歪む 「……ふ…ふふ……」 「あっはははははは~っ!イイッいいですよその表情っ♪」 ♂クルセイダーが突然、腹を抱えて笑い出した しかも途中で声色が別物に変わった。この声は紛れも無く自分の上司 「じ…ジョーカー……ですか?」 恐る恐る声をかけると、♂クルセイダーの姿が揺らぎ、見慣れたピエロが姿を現した 腹を抱えたその格好のままではあるが 「ええ、ええ、大正解です。しかしあの表情…ぷっ、クククッ」 笑い涙を拭いながら、しかしまた笑い出す上司に沸々と怒りが沸いて出る 「…GMジョーカー…部下で、しかも仕事中に、遊ばないで下さいませんか?」 「クククッ…いやぁ、退屈だったもので。でも如何です?私の特技なんですよ♪」 そう言いながらクルクルと踊るGMジョーカー 回る度に姿が♂セージに、♀プリースト、♂モンクにまで(アフロもバッチリだ)なってみせる 「勿論」「声だって」「Cool&Heat に変えちゃう ZE?」 元の姿に戻ってから声真似まで披露する(ラップもバッチリだ) 「確かにすごいですが…というか声はともかく、服装とかどうやってるんですか?アフロとか」 「禁則事項ですっ☆」 女性の声色で、人差し指を立てつつ顔を覗き込んでくる 誰の物まねか知らないが正直気持ち悪い 「冗談はさて置くとしまして…これから私、参加者になろうと思っているんですよ」 「…は?」 声も姿も元に戻ったGMジョーカーの何気ない言葉に、兵士は口を開くのみ 「如何なる状況も想定して組み上げたこの舞台、様々な策も施しました。しかし!」 僅かずつ声を大きくしながら、歌う様に、ステップすら踏みながら 「悲しきかなこの惨状!スパイス達は色を無くし風味を無くし、後に残るは温いスープに僅かばかりの硬い肉!あぁ、こんな料理を女王陛下に捧げるなんて!!」 内容とは裏腹に、顔に張り付く三日月の笑顔 「さぁてここで質問です。ピエロの仕事は何でしょ~かねぇ?」 「え、と…踊ったりおどけたりして観客を楽しませる、でしょうか…?」 いつも以上におかしな雰囲気に圧されながら戸惑いながら、兵士は応える 「あなたは頭がいいですねぇ~。その通りです。歌い踊り時には転び、観客を楽しませるものです」 ――――――そう、『舞台』に出て、ね 兵士は呆けて椅子に座っている あの後、GMジョーカーの私室にGM橘を呼んだ 気絶させられたGM橘と気絶させた本人に首輪をはめた そして2人をフィールドに送り出した その際GMジョーカーから「プレゼント」を渡された 様々なアクセサリーや衣装。アフロもある。加えて、恐らく自作の魔道書 どうやら先程の見事な変身は魔法だったらしい。暇なお方だ 今まで記録された会話、GM橘・GM森両名の疑惑と懸念、その他GMジョーカーの様々な考察や案など それらを綴ったファイルと、トーキーボックス 「嬉し恥ずかし GMジョーカー名言集(はぁと)」と書かれている それらをぼんやりと眺めながら、彼の去り際の一言をぼんやりと思い出していた 「ええ、プレゼントです。とっても頭のいいあなたに、ね。大事にして下さいよ?」 「この人はともかく、私が消えてしまったら舞台の進行に支障が出ます。もう分かりますね?」 「今日からアナタが、GMジョーカーです」
282.道化の本分[三日目午前]  (NG?) ---- 「GMジョーカー、失礼します」 ノックの後、一人の若い兵士がジョーカーの私室へ入る そしてギクリ、と固まってしまった 「……どうした、幽霊でも見たか?」 …ここまで笑えないジョークがあるものか 部屋に主の姿は無く、変わりに立つのは一人の男 その姿、その声 死んだはずの♂クルセイダー 「ぇ……あ…」 剣を抜くことも忘れ、凍りついたように固まる 視線が絡み合い、永遠に思える一瞬。ふと、♂クルセイダーの表情が歪む 「……ふ…ふふ……」 「あっはははははは~っ!イイッいいですよその表情っ♪」 ♂クルセイダーが突然、腹を抱えて笑い出した しかも途中で声色が別物に変わった。この声は紛れも無く自分の上司 「じ…ジョーカー……ですか?」 恐る恐る声をかけると、♂クルセイダーの姿が揺らぎ、見慣れたピエロが姿を現した 腹を抱えたその格好のままではあるが 「ええ、ええ、大正解です。しかしあの表情…ぷっ、クククッ」 笑い涙を拭いながら、しかしまた笑い出す上司に沸々と怒りが沸いて出る 「…GMジョーカー…部下で、しかも仕事中に、遊ばないで下さいませんか?」 「クククッ…いやぁ、退屈だったもので。でも如何です?私の特技なんですよ♪」 そう言いながらクルクルと踊るGMジョーカー 回る度に姿が♂セージに、♀プリースト、♂モンクにまで(アフロもバッチリだ)なってみせる 「勿論」「声だって」「Cool&Heat に変えちゃう ZE?」 元の姿に戻ってから声真似まで披露する(ラップもバッチリだ) 「確かにすごいですが…というか声はともかく、服装とかどうやってるんですか?アフロとか」 「禁則事項ですっ☆」 女性の声色で、人差し指を立てつつ顔を覗き込んでくる 誰の物まねか知らないが正直気持ち悪い 「冗談はさて置くとしまして…これから私、参加者になろうと思っているんですよ」 「…は?」 声も姿も元に戻ったGMジョーカーの何気ない言葉に、兵士は口を開くのみ 「如何なる状況も想定して組み上げたこの舞台、様々な策も施しました。しかし!」 僅かずつ声を大きくしながら、歌う様に、ステップすら踏みながら 「悲しきかなこの惨状!スパイス達は色を無くし風味を無くし、後に残るは温いスープに僅かばかりの硬い肉!あぁ、こんな料理を女王陛下に捧げるなんて!!」 内容とは裏腹に、顔に張り付く三日月の笑顔 「さぁてここで質問です。ピエロの仕事は何でしょ~かねぇ?」 「え、と…踊ったりおどけたりして観客を楽しませる、でしょうか…?」 いつも以上におかしな雰囲気に圧されながら戸惑いながら、兵士は応える 「あなたは頭がいいですねぇ~。その通りです。歌い踊り時には転び、観客を楽しませるものです」 ――――――そう、『舞台』に出て、ね 兵士は呆けて椅子に座っている あの後、GMジョーカーの私室にGM橘を呼んだ 気絶させられたGM橘と気絶させた本人に首輪をはめた そして2人をフィールドに送り出した その際GMジョーカーから「プレゼント」を渡された 様々なアクセサリーや衣装。アフロもある。加えて、恐らく自作の魔道書 どうやら先程の見事な変身は魔法だったらしい。暇なお方だ 今まで記録された会話、GM橘・GM森両名の疑惑と懸念、その他GMジョーカーの様々な考察や案など それらを綴ったファイルと、トーキーボックス 「嬉し恥ずかし GMジョーカー名言集(はぁと)」と書かれている それらをぼんやりと眺めながら、彼の去り際の一言をぼんやりと思い出していた 「ええ、プレゼントです。とっても頭のいいあなたに、ね。大事にして下さいよ?」 「この人はともかく、私が消えてしまったら舞台の進行に支障が出ます。もう分かりますね?」 「今日からアナタが、GMジョーカーです」

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
人気記事ランキング
目安箱バナー