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愛のままに我儘に」(2005/11/03 (木) 17:24:33) の最新版変更点

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愛のままに我儘に ---- ♀剣士が言っていた。 『ここは脱落した者が集まる所だ』 ならば彼はここに居るはずだ。 彼の所在を聞いた時♀剣士は平静を装って 『探せば見つかるかもしれないな……』 と言った、だけれども僅かに曇った表情が (探さないほうがいい、会えばきっと辛い思いをする) そう告げていた。 それでも、あたしは彼を探した。 それがあたしの全てだから。 そして…… 「やっと見つけた」 彼はそこに居た 「君は? ……ごめん、僕は何も覚えていないんだ。自分がどこから来たのか、自分が何者なのか…」 記憶喪失……あの♀剣士が言わんとしていたことはこのことだったの。 少し前のあたしなら、この現実に泣き崩れていたかもしれない。 だけど、同行したプリーストが教えてくれたのだ、何にも負けないあたしの支えを。 「…と、友達になってくれない?」 「え?」 たとえ彼があたしを覚えていなくても、それでもあたしは彼と一緒に居たい。   それがあたしの"我儘"だから。 ---- | [[目次]] | [[127]].関連話 |

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