057.宴は続く
―ルーンミッドガッツ王国某所―
若いGM♀が豪華な部屋に息を切らせながら駆け込んできた。
そして息を整えた後偉そうな男に対しこう言った。
そして息を整えた後偉そうな男に対しこう言った。
「GM秋菜と♂GMがどこかに消えた模様です。
そして所々に闇ポータルと記憶改竄の後が見受けられます。どうしますか?」
そして所々に闇ポータルと記憶改竄の後が見受けられます。どうしますか?」
偉そうな男はGM♀の方すら見ないでこう返す
「奴は例の遊びをまだ行っているのか・・・
放っておけ、我々はただGravityからの指示に従っていればいいのだよ。」
「遊び?」
「ああ、彼女は人間達を集めて殺し合わせてそれを楽しんでいると聞いた。
他の目的があるのかは知らないが、悪趣味である事に変わりは無いな・・・」
「そんな事止めさせないと・・・!!」
「彼女の情報操作は万全だ。連れて行かれた者達は『元からいなかった事』に
されている。誰からの苦情もこないし悲しむものもいない。」
「それでもそんな事やっていいわけないじゃないですかっ!!」
放っておけ、我々はただGravityからの指示に従っていればいいのだよ。」
「遊び?」
「ああ、彼女は人間達を集めて殺し合わせてそれを楽しんでいると聞いた。
他の目的があるのかは知らないが、悪趣味である事に変わりは無いな・・・」
「そんな事止めさせないと・・・!!」
「彼女の情報操作は万全だ。連れて行かれた者達は『元からいなかった事』に
されている。誰からの苦情もこないし悲しむものもいない。」
「それでもそんな事やっていいわけないじゃないですかっ!!」
♀GMの声には明らかな非難が込められていた。しかし、偉そうな男は変わらない口調で
「・・・君は若いな。命を賭けて知らない人間を助けたところで君の何になる?
しかも助けられると言う確証も無い。助けに行く者は無駄死にするかもしれないんだぞ?」
しかも助けられると言う確証も無い。助けに行く者は無駄死にするかもしれないんだぞ?」
と言う。それでも♀GMは折れない。
「それでも私は・・・これを許せません・・・」
ここでやっと偉そうな男は♀GMの方を見た。
「彼女のいる空間に私たちは行けない。止められるのは彼女がこの空間に戻ってきた時だ。
そのときに説得でもすればいい。今は違う事でも考えていてくれ。」
そのときに説得でもすればいい。今は違う事でも考えていてくれ。」
「・・・」
♀GMは黙った後自分の部屋に戻った。
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