078.救出
♂ローグ達一行はアラームを連れに隠れ家までもどっていた
「ふー、おーい、ガキ無事か?」
「うん、へーき」
「おお、無事なによりじゃ」
ようやく♂ローグ達はアラームと再会できた
「あのー、再会の喜びのところ悪いけど…さっきの放送でこの辺も禁止
エリアになるって言ってたわ、はやくこの付近から離れないと…」
エリアになるって言ってたわ、はやくこの付近から離れないと…」
♀アーチャーはそわそわしていった
「ああ、わーってるよ。ほれ、この辺も禁止区域になるからさっさと脱出す
るぞ」
るぞ」
そして♂ローグ達一行は小屋を後にするのだった
「ところでローグ殿、これから何処へいくのじゃ?」
「そうだな…とりあえず俺たちが流された海に戻るか、あの辺りには人
気がなかったしそこへ行ってから後のことは考えようぜ」
気がなかったしそこへ行ってから後のことは考えようぜ」
そんなことを話しながら歩いてると
ガキィン!!
「!?」
不意にものすごい音が聞こえた。
「何の音だ?だれかがやりあってるのか?」
「あっちの方から聞こえました…」
アラームは音のするほうに走っていった
マジかよ勘弁してくれ…やる気になってる奴ら止めるつもりかよ…?
そんなことを思いながら仕方がなく♂ローグは後を追いかけた
♀アーチャーと子バフォもそれについていった
音の先では♀クルセと♂BSが戦っていた。
どっちが優勢かは火を見るより明らかだった
「げ…あの化け物BSだ…」
「ローグさん…あのクルセさん…助けてください」
おいおいマジかよ、また人助けか?俺はヘルパーじゃないんだぜ?
と思ったがそんなことを言っても非難の目で見られるだけで無意味なので
言わないでおこう。
「助けるっつってもあのBSの強さは見てわかるように鬼人みてえな強さで助
けようにも俺なんかじゃ太刀打ちすらできねえよ、それにもう早く離れないと俺らも
死ぬぜ?
けようにも俺なんかじゃ太刀打ちすらできねえよ、それにもう早く離れないと俺らも
死ぬぜ?
ここはやっぱ見なかったことにして逃げたほうが…」
「じーっ……」
アラームは泣きそうな目でローグをみつめた
「ぐ…むむ…!?あ、そうだ」
♂ローグは何か閃いたようにポンと手を叩いた
「いい方法をおもいついた、お前ら先に行って待ってろ」
「え?でも1人じゃ…」
「説明は後だ、それにこの作戦は俺1人じゃないとできない。はやくいけ
っ」
っ」
「わかりました、どうかご無事で……」
アラーム達は先に海辺へ向かった
ったく…俺を無事に祈るならいちいち危険なことに巻き込むなよ
な…
な…
ブツブツ言いながら♂ローグは♀クルセの救出に向かった
「くっ…」
♀クルセの持っていたナイフが宙を舞った
「ダメだ…やられる…」
♀クルセは死を覚悟した。しかし後ろから声が聞こえた
「おい!あんたこっちにむかって走れ!」
声の主は♂ローグであった、悪漢とよばれる彼だが果たして信用してよいの
だろうか?
だろうか?
そんなことが一瞬頭によぎったが今はこの男を信じるしかない。
そう思った♀クルセは♂ローグのほうへ走った
「おーし、ちっといてえけど我慢しろよ、インティミデイト!」
♂ローグは♀クルセにインティミデイトを仕掛けた。
この場から♀クルセをさらい逃げ出す作戦だったのだ。
二人は一瞬でその場から消えた
「………」
すでに周りに気配を感じなかったので♂BSは他の獲物を探しに行った
<アラームたん 子バフォ ♀アーチャー、現在位置オーク村北の海辺付近>
<♂ローグ、♀クルセ現在位置上記よりすこし離れた場所>
<♀クルセ、ナイフ消失>
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