006.
見ず知らずの場所へ飛ばされて、一体何時間が経ったのだろうか。
地図の横にある名簿の中で自分が知る名前は一つしかなかった。
聖職者である自分が人を殺めることにはやはり躊躇いがある。
しかし見ず知らずの他人に命を奪われるのはもっと嫌だ。
地図の横にある名簿の中で自分が知る名前は一つしかなかった。
聖職者である自分が人を殺めることにはやはり躊躇いがある。
しかし見ず知らずの他人に命を奪われるのはもっと嫌だ。
考えても仕方ない、そう思いながら俺は支給品の青箱を開けてみた。
中から出てきたのはチェイン。
運がいい、自分が一番扱いなれた武器だ。
気を良くした俺は、もう片方から盾でも出てくれれば、そう思って箱を開いて見たのだが、出てきたのはへこんだ鉄の鍋。
まぁこんなもんだろう。
ため息をついたその瞬間、1度目の放送が流れ始めた。
中から出てきたのはチェイン。
運がいい、自分が一番扱いなれた武器だ。
気を良くした俺は、もう片方から盾でも出てくれれば、そう思って箱を開いて見たのだが、出てきたのはへこんだ鉄の鍋。
まぁこんなもんだろう。
ため息をついたその瞬間、1度目の放送が流れ始めた。
<♂プリースト チェイン1個・へこんだ鉄の鍋1個 獲得>
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