バトルROワイアル@Wiki 2-002


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002.ご利用は計画的に



「あーもー、こんチクショウめ」

その職業らしからぬ豪快さで、どかっと地面に腰を下ろして女アコライトは自分の支給品を眺めていた
節約して飲めば二日分程度の水に控えめに食べれば4食分ほどのパンと干し肉、この島のものらしい地図、その他細々とした雑貨の品数点
そして最後に入っていた支給品、二つの青箱のうち一つは速度増加ポーションらしいビンが2本、もう一つが武器ならよかったのだが

「こんなモノどーしろっつーのよ」

それはとても戦いには使えそうに無かった
元々モンク志望ゆえに武器は無くとも素手での戦いには自信はあった。それでも武器になりそうな物はあった方が良かったのだが
だがしかし、これは…

「くぅ~ん」

つぶらな黒い瞳の子犬が膝の上から彼女を見上げていた
どうするーア○フルー♪
そんな曲が頭の中を流れる

「非常食にでも使えっつーワケ?」

もしくはこの子犬を戦闘でけしかけろということかもしれない
Goパ○ィ!もしくはシク○ゥ!

「……それじゃ犬が本体じゃない」

どちらにしても今から悠長にそんなしつけが出来るわけでもない。猶予はたったの4日しかないのだから
そんな主の考えも知らずに、ふんふんと指の臭いを嗅ぎ、ぺろぺろと舐めてきた子犬に頬が和みかけ、あわてて気を引き締める
幸いペットフードは卵と一緒に入っていた。いざ食料が無いとなればこれも食べられるだろうと良い方に思うことにする

「さーて、これからどうしようか」

まずやらなければいけないこと、生き残る
生き残るための条件、他の参加者がみんな死ぬ
自分が全員殴り殺す、多分無理絶対無理
殺すための方法、ていうかいきなり連れてこられて言いなりでこんなゲームに参加するのはシャクだし
ならあのいけすかない男を殴り倒して脱出するしか。でも首輪があるからそんなこと出来ないし
誰か仲間を求めようか?しかし出会った相手が善人とは限らないし
子狼が可愛い、子連れ狼。しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん

「……あー、もうわけわかんなくなってきた」

湧きかけた頭をべしべしと叩き、すっくと立ち上がる
考えるよりまず行動。彼女の頭(INT1)では深く考えてもどうせロクな答えは出せはしないのだ
サイを振って出た目が悪かったなら自分の人生はその程度だったということ

「ほら、お前も来なさい。ただし静かにね」

子狼はわんと小さく吼えると彼女のあとをついてくるようなそぶりを見せる
以外に頭は良い子なのかもしれない、と思いながら周囲を見回し

「一先ず南のほうへ向かってみるとしましょうかね」

そう呟くと、一人と一匹は西へ向かい歩き始めた


<♀アコライト:島の東部から西へ進む 備考:殴りアコ、方向オンチ>
<所持品:集中ポーション2個、子デザ&ペットフードいっぱい>

<残り:50名>


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