バトルROワイアル@Wiki NG2-25

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NG 灯台もと暗し


「おっそーい!」
飄々と灯台から出てきた忍者に悪ケミがふくれっ面をしてみせた。
危ないかも知れないからと1人で外に残したのだが、それが気に入らなかったようだ。
「ああ、ごめん。ぐるっと中を見てきたからね」
「で、どうだった?誰かいた?」
笑顔で謝ると悪ケミは急に小声になって囁いた。
誰かいたなら忍者がこんな戻り方するわけもないのだが、灯台に来る前に管理者について脅されたことが随分きいているらしい。
「いいや、残念ながら何もなかったよ」
「…ほーら。私が50点ならあんたなんか0点じゃないのー」
「はは、ごめんごめん」
首を振ったとたん元気になってふんぞり返る悪ケミに、忍者は頭をかいて見せた。
今は何も口に出すわけには行かないから。

彼が見て回った限り、灯台の中には何もなかった。それは事実だ。
しかし、灯台とは毎晩必ず明かりを灯さなければならない物である。
そのために灯台守という職業が存在し、彼らは灯台の中で生活する。
なのに、その生活の跡がなかった。
なぜか。
この灯台が急に造られた物であるか、昔からある灯台だとしても生活の痕跡が隠れるほどの改装をしたからではないか。
つまり、ここには何かがあるのだ。

忍者は地面をじっと見つめた。

「どうしたの?」
「いや、何でもない。ちょっと休んだら他へ行こうか」
「えー。この中に居た方がいいんじゃない?」
「さっきも言ったけど、ここは目立ちすぎるからね。それに隣のI-6を塞がれると大変なことになるよ」

地下だ。
彼は確信していた。
ジョーカーと名乗った男のいたあの部屋。あそこは地下なのだ。
あそこは本土ではない。
本土からこの島へ転送できるなら、わざわざ数日も掛けて船で護送するはずがない。
あそこは船上ではない。
揺れていなかったし壁は石壁だった。内装でごまかしても壁が薄ければ反響音で分かる。
あそこは地上ではない。
自分たちの本拠がこの島の上にあるなら、反撃を防ぐためゲーム開始時に禁止区域にするのが当然だ。
つまり、奴らは島の地下にいる。

実のところ、そこまでは最初から見当をつけていた。
問題はどこの地下か、だったのだ。
忍者は管理者の立場で考えた。反抗する人間が出た場合、迅速に対処するにはどこが都合いいか。
考え方は2つ。
距離的にどこへも近い島の中央付近か、移動しやすい海岸近くにいて遠くへはポータルを利用するかだ。

彼は後者だと結論した。
まず、このゲームは女王イゾルデの戴冠からわずか一ヶ月で開催されている。
つまり施設建設の時間的余裕はわずかだったのだ。海岸沿いの方が建設は容易だろう。
そしてゲームを運営する上での安全性。
どうやら島全体に分散した参加者に殺し合いをさせるため、禁止区域で島を狭め、遭遇を加速するつもりらしい。
だが、そうすることで本拠地近くに大勢が集まれば、何かの偶然で見つかってしまう危険もある。
ならば参加者達を集めることで、逆に本拠から離れるよう仕向ければいい。
つまり島の端に本拠を置き、中央へ向かって追い立てればいいのだ。

だから昨日から海岸沿いに歩いて来た。
そしてついにここを見つけた。
だが、まだ地下を探るには早い。せめて首輪を何とかしないことには。

「次はどこ行くの?」
「そうだねえ」
悪ケミの問いに彼は首をひねった。
首輪を外す手段を思いつきそうな人物など、どこに行けば会えるだろう。
「じゃあ――」
少しだけ考え、彼は行く先を決めた。

彼はまだ知らない。
この島に設置された管理施設が、GM達の潜んでいる場所だけではないことを。
ここにあるのはギルド訓練砦から移設された減衰装置かもしれないことを。

〈悪ケミ>
現在位置:灯台(J-6)
所持品:店売りグラ、バフォ帽、サングラス、黄ハーブティ、支給品一式
外見特徴:不明
思考:脱出する。まずは海岸に向かう
備考:悪ケミハウスで就寝
参考スレッド:悪ケミハウスは三箱目

〈忍者>
現在位置:灯台(J-6)
所持品:黄ハーブティ、店売りグラ
外見特徴:不明
思考:悪ケミについていく。殺し合いは避けたい




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