バトルROワイアル@Wiki

2-235

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235.不運


―――……何だ?
♂プリは躊躇っていた。
木陰を通して人影が見える。まだかなり遠いが、複数…恐らく3人だろう。
「集団でいるってことは…多分殺人者じゃないんだよな。」
呟いて確認してみる。このゲーム、最後まで残った者が勝ち…だということは。
殺人者は単独で行動したがるだろう…と、思う。多分。恐らく。
―――ってことは味方なんだよな…?
彼等は♂騎士の行方を知っているかもしれない。殺人者でなく、知っているなら教えてくれるだろう。
だが、と彼は思う。あの集団が味方なのかを彼は判別できなかった。何故なら―――
一人妙なのだ。主に頭が。
―――やたらデカくねぇか?あいつの頭…
ミッドガルド王国ではアフロという髪型は一般的ではない。そのため、彼はそんな髪型の存在すら知らなかった。
その上、夜で遠距離であるということが、彼に正確な判断をさせなかった。
―――ほんとに人間か、あれは?明らかに頭デカすぎだろ…?
声をかけてみるか、それともやめておくべきか。迷っていた彼は…自らの足が、枯れ枝を踏みかけていることに気づかなかった。


―――パキッ
「「「!」」」「やべっ…!」
静まりかえっていた森に響いた一つの音。それに4人はそれぞれ反応する。
♂ハンタ、♂モンク、♀騎士は、音の響いた方向に集中する。
♂プリは自分の方に気配が向いたのを感じ取る。
最初に相手を確認したのは♂ハンタだった。鍛え上げた目。梟のような彼の瞳が相手を捉える。
♂プリはその視線を感じ、迷う。見つかった、どうする、敵か味方か、それ以前にあれは人なのか。
その一瞬の動揺。それが結果的に、彼の失敗となった。
「Hey,you,guy!覗きは・よくない・犯罪だ…ZE!」「うお!?」
その一瞬で、♂モンクに懐に入り込まれていたからだ。
考え込んでいた原因の妙な頭の相手が眼前に現れ、驚いて動きが止まる♂プリ。
鍛え上げられた拳を向けられ、彼は動くに動けなってしまう。
一拍遅れて♀騎士と♂ハンタも集まってくる。
もう彼に逃げ道はない。
彼の不運の原因は、♂モンクの髪型…アフロ。その妙な髪形だろう。
彼は両手を上げて…
「―――降参だ。」


「いや、信用できないぞその顔!」
「え、ちょ、待ておい!?」
「……(疑うような視線)」

…♂プリ自身のこわい顔も不運の原因だったかもしれない。
その後必死で説明して、彼らが納得するまで、♂プリは武器を向けられ続けたそうな。


<♂プリースト>
現在地:E-6
所持品:修道女のヴェール(マヤパープルc挿し) でっかいゼロピ 多めの食料 マイトスタッフ
外 見:逆毛(修道女のヴェール装備のため見えない) 怖い顔
備 考:殴りプリ ♂騎士を追いかけている ♂ハンタ、♂モンク、♀騎士と遭遇、誤解から捕まる
状 態:心身ともに極度の疲労。根性で体を動かしている。股間を強打 疲労により方向感覚欠如


<♂ハンター>
現在地:E-6
所持品:アーバレスト、ナイフ、プリンセスナイフ、大量の矢
外見:マジデフォ金髪
備考:極度の不幸体質 D-A二極ハンタ
状態:麻痺からそれなりに回復(本調子ではない) ミストレスと、ジルタスを殺したモンクを探すために動く。
  ♀アーチャーを救いたい


<♂モンク>
位置 :E-6
所持品:なし(黙示録・四つ葉のクローバー焼失)
外見 :アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊
備考 :ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷


<♀騎士>
位置 :E-6
所持品:S1シールド、錐
外見 :csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備考 :殺人に強い忌避感とPTSD。刀剣類が持てない 笑えるように



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