バトルROワイアル@Wiki NG2-41


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282.道化の本分[三日目午前]  (NG?)
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「GMジョーカー、失礼します」
ノックの後、一人の若い兵士がジョーカーの私室へ入る

そしてギクリ、と固まってしまった
「……どうした、幽霊でも見たか?」
…ここまで笑えないジョークがあるものか
部屋に主の姿は無く、変わりに立つのは一人の男

その姿、その声


死んだはずの♂クルセイダー


「ぇ……あ…」
剣を抜くことも忘れ、凍りついたように固まる
視線が絡み合い、永遠に思える一瞬。ふと、♂クルセイダーの表情が歪む

「……ふ…ふふ……」


「あっはははははは~っ!イイッいいですよその表情っ♪」
♂クルセイダーが突然、腹を抱えて笑い出した
しかも途中で声色が別物に変わった。この声は紛れも無く自分の上司
「じ…ジョーカー……ですか?」
恐る恐る声をかけると、♂クルセイダーの姿が揺らぎ、見慣れたピエロが姿を現した
腹を抱えたその格好のままではあるが
「ええ、ええ、大正解です。しかしあの表情…ぷっ、クククッ」
笑い涙を拭いながら、しかしまた笑い出す上司に沸々と怒りが沸いて出る
「…GMジョーカー…部下で、しかも仕事中に、遊ばないで下さいませんか?」
「クククッ…いやぁ、退屈だったもので。でも如何です?私の特技なんですよ♪」
そう言いながらクルクルと踊るGMジョーカー
回る度に姿が♂セージに、♀プリースト、♂モンクにまで(アフロもバッチリだ)なってみせる
「勿論」「声だって」「Cool&Heat に変えちゃう ZE?」
元の姿に戻ってから声真似まで披露する(ラップもバッチリだ)
「確かにすごいですが…というか声はともかく、服装とかどうやってるんですか?アフロとか」
「禁則事項ですっ☆」
女性の声色で、人差し指を立てつつ顔を覗き込んでくる
誰の物まねか知らないが正直気持ち悪い
「冗談はさて置くとしまして…これから私、参加者になろうと思っているんですよ」
「…は?」
声も姿も元に戻ったGMジョーカーの何気ない言葉に、兵士は口を開くのみ
「如何なる状況も想定して組み上げたこの舞台、様々な策も施しました。しかし!」
僅かずつ声を大きくしながら、歌う様に、ステップすら踏みながら
「悲しきかなこの惨状!スパイス達は色を無くし風味を無くし、後に残るは温いスープに僅かばかりの硬い肉!あぁ、こんな料理を女王陛下に捧げるなんて!!」
内容とは裏腹に、顔に張り付く三日月の笑顔
「さぁてここで質問です。ピエロの仕事は何でしょ~かねぇ?」
「え、と…踊ったりおどけたりして観客を楽しませる、でしょうか…?」
いつも以上におかしな雰囲気に圧されながら戸惑いながら、兵士は応える
「あなたは頭がいいですねぇ~。その通りです。歌い踊り時には転び、観客を楽しませるものです」


――――――そう、『舞台』に出て、ね


兵士は呆けて椅子に座っている
あの後、GMジョーカーの私室にGM橘を呼んだ
気絶させられたGM橘と気絶させた本人に首輪をはめた
そして2人をフィールドに送り出した
その際GMジョーカーから「プレゼント」を渡された

様々なアクセサリーや衣装。アフロもある。加えて、恐らく自作の魔道書
どうやら先程の見事な変身は魔法だったらしい。暇なお方だ
今まで記録された会話、GM橘・GM森両名の疑惑と懸念、その他GMジョーカーの様々な考察や案など
それらを綴ったファイルと、トーキーボックス
「嬉し恥ずかし GMジョーカー名言集(はぁと)」と書かれている
それらをぼんやりと眺めながら、彼の去り際の一言をぼんやりと思い出していた


「ええ、プレゼントです。とっても頭のいいあなたに、ね。大事にして下さいよ?」
「この人はともかく、私が消えてしまったら舞台の進行に支障が出ます。もう分かりますね?」


「今日からアナタが、GMジョーカーです」
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