事前準備

watchdogに関する設定
Heartbeat自体が故障したときに,OSの機能でマシンごと強制停止し,適切にフェイルオーバーするための準備
OSの設定ファイル「modprobe.conf」に,「watchdog」設定に関する記述を追加
watchdogは,最初にセットされた値(初期値)を一定時間間隔でカウントダウンさせ,0になるとシステムに割り込みを起こし,システムを再起動させる仕組みのこと
Heartbeatは,定期的に初期値をリセットし続け,もし,Heartbeatが停止した場合,初期値が再設定されないため,カウントダウンが起こり,最終的にシステムが強制停止することになる
# vi /etc/modprobe.conf
次の一文を追加します。
options softdog nowayout=0

Heartbeatで使用する4つの設定ファイル

ha.cf:クラスタ基本設定ファイル
   →クラスタ・ノードやハートビート通信に関する設定
cib.xml:クラスタ詳細設定ファイル
   →リソース監視やフェイルオーバ・ポリシーに関する設定
authkeys:ハートビート認証設定ファイル
   →ハートビート通信の認証に関する設定
logd.cf:ログ出力設定ファイル
   →ログの出力先やデバッグレベルに関する設定

logd.cf

logfile /var/log/ha-log
   →Heartbeatのログファイル名を指定
debugfile /var/log/ha-debug
   →デバッグ用のログファイル名を指定
logfacility none
   →指定したファイル以外にsyslogへ出力されないように設定

ha.cf

crm on
use_logd on debug 0

udpport 694
keepalive 2
warntime 20
deadtime 24
initdead 48
最終更新:2009年02月24日 12:40