七夜七冊 精神と物質


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精神と物質~意識と科学的世界像の考察

エルヴィン・シュレーディンガー

 物理学の泰斗である。一般的な固定観念からいうなら、およそ物理学者らしからぬ世界観が提示されている。量子力学の分野を切り開いた彼だからこそというべきか、それとも物理学者以前の彼の興味から導かれるものであるのか。

 それはインド哲学に深く影響され、ユング心理学とも共鳴する。量子力学でいうなら、デヴィッド・ボームとも神秘主義的ということからいえば通じるものがあるだろう。

 神秘主義的と言ってしまうとなにやら胡散臭そうな響きがあるし、本人は不本意かもしれないが、現代物理学が神秘主義に至ったところにシュレディンガーやボームのおもしろさがある。