cd @Wiki
ロデオより4つのダンスエピソード
最終更新:
匿名ユーザー
-
view
交響組曲「ロデオ」より4つのダンスエピソード
構成
- カウボーイの休日
- 牧場の夜想曲
- 土曜の夜のワルツ
- 踊り(ホウ・ダウン)
私的雑感
のっけからファンファーレの如くトランペットが鳴り響き、大音量なのがこの曲の特徴。正直、スピーカーの音量調節を忘れると悲惨なことになる。
1楽章にあたるカウボーイの休日の休日はいかにもアメリカっぽいのりで、色々な意味でスケールが大きい。途中で入るムチの音が小気味良く、弦よりも管がメインになっている。
2楽章の牧場の夜想曲になると、1楽章とは全く違い、のんびりとした夜の風景に変わる。管はなりを潜め、基本は弦楽器へ移行することになる。弦とホルンの柔らかさとが前面に出ていて、途中、途中でクラリネットやオーボエのソロが入り、音楽を盛り上げていく。後半にあるオーボエとファゴットのユニゾンメロディは結構好き。正直言って、よく眠れそうな曲でもある(笑)
3楽章はいきなり弦が何とも微妙な和音を奏で、そこをホルンの音で締めて標題のワルツになる。ワルツでもかなりゆったりしたもので、主旋律のオーボエに対して、弦のとバスクラリネットの音が耳に心地良い。2楽章と同じで、基本的に木管系のクラリネットやフルート、オーボエなどのソロが目立つ。歌うような弦がとても優雅な印象を残してくれる。
4楽章はまた2楽章、3楽章を覆すような大音量でいきなり鳴り響き、ピアノと低音、そしてウッドブロッグの音で落ち着く。基本的にはリズムも音量も緩急の多い曲で、終幕らしい盛り上がりを見せる。途中からトランペット→弦→オーボエという主旋律の流れがあるが、実はここが一番好きだったりします。