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「con tutta forza」(2006/10/25 (水) 08:28:06) の最新版変更点
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con: 前置詞 英語のwith …といっしょに、…付きの、…
tutta: 形容詞 英語のall すべての、全部の
forza: 女性名詞 英語のforce 力、強さ、腕ずく
全力で、という意味。
すべての音符にアクセントとsffをつけて、そのうえ、このcon tutta forzaだ。こういう場合、sffはsfよりもどのくらい強いか、とか、さっきまで出していたffでアクセントがついているだけの音と比較して何段階大きいか、というコントロールされたレベルのはなしではなく、「とにかく強く」といった論理性の外側の指示が出ていると理解したほうがいい。ただ、注意したいのは大きな音が欲しいのではなくて各音符の頭にぶつけた強い音が欲しい。全力で叩いた太鼓の音や、大きな花火の音を模倣しているのだという意識でこの音を作りにかかろう。太鼓の音は楽音からは外れる方向にあって、花火の音は楽音とは別物の音。きれいに出すのではなく激しく出しているということが伝わることが大切。でも、この先があるので、ここでのどをつぶしてしまわないように。
最後についている下降線はグリッサンド。連続的に音の高さを滑らせていく演奏法。今回は曲の最後であること、降りた先の音符が示されていないこと、とはいえ1オクターブ弱くらい下向きに書いてあることなどから、だいたい1オクターブ弱くらい音の高さを連続的に下げながらそのまま消えてしまえばいい。ここでもsffでアクセント付きなので音の頭は非常に強く、そこから力を抜くと高さも下がりました、という感じの歌い方でいい。これ自身はむずかしくない。sffでアクセントを付けることさえ忘れなければ多分大丈夫。
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