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「銀の魚」は4拍子。4拍子の音楽の基本は、1拍目が強くて2拍目が弱くて、3拍めがちょっと強くて4拍目が弱いってこと。
だから伸ばしているだけの音とか、付属語(自立語でない言葉)とかで4拍目にある音は、かなり位置づけの低い音になる。

5小節目のテナー。3,4拍めで<>がついている。ある意味単純に言えば、これはデクレシェンドが書いてある頭が一番大きいはずで、つまり4拍目の頭を大きく歌うことになる。しかし「漕ぎ出した」の「た」を伸ばしただけの音で、テキストとしての位置づけはどう見ても低い。
ラからレへのちょっとした跳躍音型で、油断すれば、(高い=でかい)→アホ、と図式される発声をしてしまうかもしれない。跳躍のために上がった音よりも直前の低い音でしっかり呼吸を支えると、高い方の音が軽く出せるようになる。つまり3拍目のクレシェンドをしっかりやってしまうと4拍目らしい節度を持って高い音に跳躍でき、むやみにその音を押してしまうこともない。
高い音へ向けた呼吸の事前準備。この意識が重要です。
次の小節からのmfで歌うフレーズに向けてしっかりブレスをとることになりますので惹きつけたこの音もあまりひっぱっていられません。legatissimoらしい音楽作りにあった、流れるような音楽がほしいですね。