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『筑後川』程度に込み入った曲だと、繰り返しのようで何かがちょっと違っていて、その差を表現することが曲の本質的部分と大きく関わっていたりする。
というわけで、「銀の魚」2ページ目に入り、大雑把には冒頭の動きを、今度は男女入れ替えで歌っている部分を念のため細かく確認。

まず基本方針。男女入れ替え。
 これはテキストが最初は男性を描いていて、次が女性だからというわかりやすい展開ってことで、それ以上の裏もないと思います。
では頭。1ページ目では男声がハミングで参加しているけど、ここでは女声お休み。
 これはたぶん下から支えるのは静かだけど、上から被るとちょっとどうだろうと思ったとかの音響的対策。情景の深い精神性とかとはあまり関係しないと思います。
そこから先は、音を男女で入れ替えたのではなくて先行するか追随するかを入れ替えた形。アルトとベースを見るとそれがわかります。転調しないなら、その方が和音が崩れないから楽だよね。ありがとん。
音量の指示やブレスの位置は一緒。書いていないけどTeneramenteの指示はここにも続いていると思っていいはず。基本的に同じ情景ってことでいいんでしょ。
3小節目ののばしで1パートだけが動くところ。1ページ目はアルト。ここではテナー。
アルトは音高を上げ下げ、テナーは下げ上げ。音量指示は一緒。
アルトには装飾音がついているけど、テナーにはない。
たぶん、勝手な想像では、作曲家が演奏を想定した初演団体やその後取り上げてくれそうな合唱団のクオリティを考えたとき、女声はこういう細かい動きも器用にできたりするけど、そういうことを男声に求めるのはちょっと躊躇。
和声的にも、装飾音は高い音だけに付けたりする。バッハの曲でSATBがフーガをやるときに、同じ旋律をなぞるはずでもベースだけ装飾音がないとか、そういう扱いを受けることがあります。気にしすぎることはないでしょう。
ここまで歌詞は同じ。
最後に下段のmpで、新しい歌詞に移る。
大きな違いでアカペラかピアノがついているかという差はありますが、音楽が少し進行しているだけ。和音が異なるわけでもないし、ppであることには違いがない。

結局のところ、同じように静かな情景を描ききることが求められる。へんな落とし穴はない。ってことで。