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ちょっと注意して聞けばすぐにわかるようなことではあるけど、歌うために自分のパートだけに専念して、木を見て森を見ずといった演奏をしてしまうと気づかないこと。この「あゝ」は冒頭のピアニッシモで「しずかに」と歌ったフレーズ、そのあと2ページ目で再び「しずかに」と歌ったフレーズ、に続いて3回目。
「しずかに」のシラソレー、シラソレーの音形はそのままピアノの右手が担当しています。先の2回ではアルト、あるいはテナーが3小節目でちょっと動く、というおまけがついていたけど、ここでは素直に4声の揃った動きに飛び込み。そこから先はディナーミクや音の高さも、歌詞の違いに基づく軽微な差を除いて同じ。

だけど「あゝ」は先の2回がppであったのに対して、ここではpスタートのmfをピークとする2小節<>。シラソレー、シラソレーの音形を担当するピアノも<>マークがたくさん。こういう場合は「3回目にもなると精神的に何か盛り上がっていて、」的な解釈でだいたいどうにかなる。
4声に飛び込むところは先の2回がブレス記号なしで、ここでは中途半端に女声だけブレス。


そういえば「みなかみ」では最後のページで冒頭の旋律を4声揃えたGrandiosoで「未知のくにぐにへの」と絶唱しその旋律をピアノになぞらせておしまいだし、「ダムにて」の後半では、Allegro leggieroに戻って「川は、川は、大きなかーわーはー」と歌うところでは、ピアノだけが冒頭に戻って、合唱はやや意外性の有る一歩遅れたタイミングで入りますよね。何か、こういうの好きなんでしょうねぇ。