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この曲では明示的なレベルで存在していませんが、音楽の用語/記号にattaccaというものがあります。組曲や多楽章構成の途中の曲の一番終わりについていて、つぎの曲に休みなく入る、という指示です。
ベートーベン5番「運命」の第4楽章に向かうところがこの形式になっている。逆に間を空けろという記号はないのだけど、有名な例として、マーラーの交響曲第二番『復活』の1楽章と2楽章の間で、「少なくとも5分間休憩しろ」、と楽譜に書いてある。

もう充分ご存知のとおり「銀の魚」は静かでやさしい曲です。一方、次の「川の祭」大きく激しい曲です。『筑後川』全5曲の組曲構成のうち、この3番4番はそれぞれが首尾一貫して「静かで優しい」のと「大きく激しい」という曲に分かれていますから。その対比を如何にしっかり見せるか、ということが組曲全曲を演奏する場合の、大きな構成をはっきり出させて顧客満足度を上げる方法となります。

こういう場合の一つのテクニックが、「川の祭」にアタッカで入るという方法。
「銀の魚」は最後の音が非常に長く、やっぱり静かで優しい音になっている。それを切り裂くように冒頭のピアノパートを鳴らす。もともとこの最初の音がかっこいいように作られているので、これを活かすというのがこの方法だ。いったん曲のテンションを外して、仕切りなおすとこういう意味の効果は出ない。

まぁとりあえずそういう選択肢もあるってことで。