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立ち上がるときとかなんかするときに、「よいしょ」「どっこいしょ」と言わないではいられなくなって久しいのですが。まぁ、そんなことはともかくw

だれかと重いものを持つ感じで「よーーーいしょ」というときの「しょ」に向けた音の変化。あるいはもっと簡単に言えば「じゃんけんぽん」をゆっくり言うときの「ぽん」に向けた抑揚。一昔まえならゴルフで球を打つときに「チャー、シュー、メン」の「メン」に打点を持ってくる話とかでの、その前後。音量がどう変化して、音の高さがどう変化すると細かく説明できないし、できたところでかえってわかりにくいだろうその音の変化と、そこに持っていく意識。

音楽では個々の音の正確さ、縦のタイミングや和音、リズム、とかいう要素も大切なものですが、フレージングというのも結構重要な要素です。それは単に2小節間ブレスしない、とかいうことで出来上がるものも大切ですが、そのつなげられた中で、どこが小さな山か、どこに向かっているか、ということが結構大切です。

音は羊羹のように、フレーズはサツマイモのように。一つ一つの音ははっきりと立ち上がり、最後まで気を抜かない。しかし、フレーズはたいてい真ん中あたりが大きくて、はじめと終わりで小さい。ということをいうときの時間を横軸に音量変化を縦軸にとったグラフの形をみて、羊羹とかサツマイモとかいいます。フレージングでは自由に揺らぎながら山に向かって小さなクレシェンド、山を越えたら小さなデクレシェンドが自然につく。

ある程度のレベルの合唱団の人なら、この向かう意識や音楽を持っていくという意味が通じるので、作り方を確認しあうときにそういう言葉で語ります。

さて、ここではさらにその応用問題。
「あゝ―」を繰り返す動きはメゾフォルテスタートで最後の16分音符に向けてクレシェンドがあり、そのあとでデクレシェンドがあります。やってみればわかりますが、この動きはただなんとなく歌っていても自然につく、というタイプの音量変化じゃなく、かなり意識しないとつかない変化です。ただ、こういうところでむりやり「書いてあるので、とりあえず大きくしました」という演奏をすると、ホント、コンクールの音楽ってつまらないですねぇ、と揶揄されるタイプの音楽になっちゃいます。お客さんはひきますね。のどに負担かかかって早くつぶれたりとか、良くないことが増えます。
意味を感じて、そこに持っていく、という意識を持ち、その結果としてクレシェンドやデクレシェンドが付くと考えて見ましょう。
だから気持ちの持ち方としては、何回か「あゝ―」を繰り返すけど、最後に16分音符で動くところが一番重要で、そこに向かって歌っているんだ、って感じで。