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ここで、合唱部分としては一番短い音符の32分音符がソプラノだけに出てきます。これに近いのは「銀の魚」のアルトにあるコブシ。それより短いし、速い。

ここではAllegroとテンポも速いので難易度はその分あがっていますが、アルトのコブシに比べるとまったく解釈の別れようのないわかりやすい楽譜なので、その分安心して歌えるはず。
リズム重視の音楽ですし、重く力強い音楽が求められる傾向にはありますが、この音符だけについて言えば重視されるリズムというよりも、やはりコブシの一種で、一番上のパートだけに許される軽やかな動きと見るほうが自然。

こういう場合、一つのテクニックとしてこういう細かい音の一つ一つについてのどを閉じてから開く(色っぽい「あー」というときに喉に息をためてから声を出しますよね、そのことです)ことで中途半端に音がつながってしまわないようにするってのがあります。ですが、西洋の宗教音楽や、軽やかなダンスを表現するなら兎も角、ここではもうすぐ河童が騒ぎ出すわけで、その手の軽やかさには限度があるだろう。ダメかどうかは指揮者マターだろうけど、やりすぎはまずい。

まずはやった気になりましょう。その程度でみんな幸せでいられることもよくあることです。音楽の世界には上には上がいるし、素人さんの演奏が完璧になることなんてなかなかないことだから、完璧でないけど満足できる仕組みを用意しておかないと気持ちが保てません。
つぎに手を動かしたり頭をすばやく回したりするなどで、この短い音と体をシンクロさせていきましょう。なんどかやって試してみましょう。この音の動きのために必要な体と気持ちの支えがうまくヒットする場合があります。できた気がしたら、だんだんそういうむやみな動きなしでもそこに引っかかるように探っていってください。
結構こういうものは気合でどうにかなります。
メゾピアノなのは楽していいのではなくて、今から始まるすごいことに向けて力を蓄えている様子なんです。そのエネルギーがついこぼれてしまっているだけで、ここにだけ不自然に力を入れるんじゃない。でも難しいですよね。まぁ音楽に乗って、気合入れて、いい体調で。ときどきピアノで音をとって、どう動くのが理想かを耳に残して。そんなとこです。