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腹式呼吸のみぞおち

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chikugogawa

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単純な音楽こそ基本技術が問われる。「銀の魚」のように曲自体が技巧的なら表面的にその技巧をやりきることで音楽が出来上がってくるものの、「川の祭」のように素朴で単純な音楽は逆にむずかしい。CPUパワーがそのまま出てしまうベンチマークで、システム設計の見せ場がないようなそういう話。

腹式呼吸とは何か、どうすればいいのか、といった話題はネット上でも盛んだし、楽譜屋さんに行けばいろんな本に出会う。何もいまさらオイラから学ぶことなどないのだろうと思う。ただ、まぁ読み流してやる程度で核心だけ2つ。

まず、わかりやすいことで、腹式呼吸を実践しているとき、みぞおちはやわらかい。いわゆる腹筋運動で最初に鍛えられる直腹筋とよく呼ばれるところ。おなかの筋肉が割れているとかで話題にであるあの筋肉はここでは活躍しない。というよりも、その力を抜くという、結構難しいことをやってのけなければならない。
これは歌いながら簡単に確認できる。みぞおちに指先をあてて、軽く押さえてみる。本当におなか周りの力を抜ききった状態にくらべると、何か内圧が高まった程度には思うかもしれないけどとにかく柔らかい。皮下脂肪とかとは無関係だ。
むしろ息を吐くときに、このみぞおち部分を膨らまそうとするイメージ、あるいは、確認のために押さえた指をはじき返そうとする力の入れ方が、声楽用の腹式呼吸での力の入れ方の方向性だ。このときみぞおちからのどくらいまでがすっきり脱力できていて欲しい。息を吐いた後、改めて力を抜こうとしてみれば、力が入っていたかどうかがわかる。


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