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Ich die Baukunst eine erstarrte Musik nenne.

ゲーテの言葉だそうです。
直訳すれば、私は建築術を凝結した音楽と呼ぶ、ですが、日本では、

建築は凍れる音楽である

と訳されることが多いようです。もとの言葉に冷たいっていう意味はないのですけど。音楽が実体を持てば建築になる、という意味ですね。
ドイツ人らしいなぁって思います。イタリア人ならそうは思わなかっただろうと思います。バッハの音楽がドイツに生まれなかったら、ゲーテは大聖堂を見てもこうは思わなかったのではないでしょうか。
対位法を厳格に運用して、規則性の美しさがあり、しかし規則に縛られない自由と輝きと重厚さ、そして永遠がある。フーガの音楽を思うとき、この言葉を思い出します。建築のことはよくわかりませんが、どこを組み間違えても、美しくないし、危ない建物になってしまいますよね。一瞬たりとも気の抜けない、その緊張感の心地よさ。
今ここで、人類は地上の調和のすべてを解き明かしたのではないかと思わせる力が、大聖堂と大フーガの中にある。神を感じ、美徳の住処たらんとする力。そう思うし、そうでなきゃいけないと思う。だから真剣に、その構成と立ち向かう。


「ゴシック建築はよくきく言葉だけどゴシック音楽ってきいたことないなー。バロックはどちらもあるけど。」
っていうご意見をいただきました。

セリフのない音楽をゴシック音楽と、、、、いうわけないな。
ゴスロリ系の音楽をゴシック音楽と、、、、いうわけないな。
ライヒ作曲のデッキブラシでゴシゴシするリズムだけの音楽をゴシック音楽と
、、、、そんなはずはないな。

ゴシック時代、とくにアルス・アンティクァのノートルダム楽派などの多声音楽をゴシック音楽という、、、、、らしいです。
単声のグレゴリオ聖歌にせいぜい和音がつく程度だった時代から、対位法の第一歩を踏み出した音楽史的に重要なターニングポイントです。でも、ゴシック音楽の名曲を挙げよといわれても、、、、中世って苦手なんですよね。この一月ほど中世音楽の講習会とかに出まくってみたんですが、うーーん、わたしの趣味じゃなかったかも。