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予想されたフィナーレ

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chikugogawa

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ここでいうフィナーレって何でしょう。タイトルが河口だし、川の歌なのだから筑後川の河口を指しているという見方が自然でしょうか。

筑後川本流の河口の間口の広さというのを国土交通省とかがどう定義しているか、とかは知らないんですが、地図で何となく測ってみると2kmくらいあるようです。早津江川もこうやって下ってきた筑後川の一部と思えば、その距離は4km弱。結構広いです。
筑後川も中流域以降ではすでに川幅も広く、中流域が河口を予感させる、という意味にとらえようもあります。

でも、この川の水の動きを思うと、その後は有明海、東シナ海という広大な海を構成する水となっていく。まるで終わりのないその旅の流れていく先は、やれ2kmだ、やれ4kmだのといっているのとはわけが違い、果てしないほど大きい。

卒業式と、そのあとにある入学式、入社式とではそれほど日が変わるわけでもない。だけど、形式的に中学の卒業式の卒業生は中学生で、高校の入学式の入学生は高校生。いままさに海になろうとする川は、もはや海といっていいほどの大きさをもち、流れが潮の満ち引きの一部となり、濡れればそのうねりのダイナミズムは潮、乾けば静的にその成分が塩、、、ってそれは曲が違うw

作詞家はともかく、作曲家はその先を見て、おおきく、おおきく捉えていたように思えます。


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