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あぁ岸辺の役立つ虫たち

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chikugogawa

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昆虫は、非常に多様性に富んだ生物で、しかも今なお手付かずの領域を数多く残している学問分野でもあり、有用生物資源という観点では宝の山ではないかともされていたりします。宝の山かもしれない、という胡散臭い話では、議員さんたちを口説き落としてCOEという大型ばら撒きプロジェクトに、ただの斜陽っぽい研究機関だった蚕糸昆虫研が選ばれたりしましたが、そんなことももうずいぶん昔の話なんですね。ちょっと懐かしいです。
http://www.nias.affrc.go.jp/newsletter/agribio/agribio_3.pdf

で、そういう話じゃなくて、地に足が着いた産業という意味で、昆虫は種類が豊富であっても世界的に探してみても2種類だけが役に立っています。ミツバチが支える養蜂業と、お蚕様が支える養蚕・絹産業です。特に、蚕は日本の産業化黎明期の貴重な輸出品目として重要だった時期もあったほどです。この養蚕は中国からの伝来とされていて、絹の出土時期(たとえば吉野ヶ里遺跡など)から九州北部の地域で日本最初の養蚕が起こった、とみる説が有力です。ただ、炭鉱もそうですけど、もはや絹の産業ってどこに残っているんだろうって感じですよね。

もう一方の養蜂業。咲く花と一緒に旅をするんですよね。そんな養蜂の拠点を夜明ダムよりは下流で久留米よりは上流の朝倉町に構えた藤井養蜂場さんがあります。
http://www.fujiiyouhou.co.jp/diary.html
ひとつの川の旅よりずっと長い4,000km。もともと食品系の産業は、景気に左右されないって言いますが、淡々と維持していくのも大変なご苦労だと思います。ハチミツって、見ると食べたくなるんだけど、それだけでばくばく食べるものでもないし、どろどろ扱いにくいし、いまひとつ取り扱いが苦手で、買ったままにしてしまうケースが多いんです。
だれか楽で美味しい、ツーンとした感じがやわらぐ大量消費法を教えてください。あっ、おれ、ダイエットしてたんだっけ?

それで、
つまに「なぜ我が家はハチミツを食べないのか」と問いただしてみたところ、おっとが不在のときにパンに蜂蜜をかけて食べている、との返事。おっとはご飯党だからパン食はいないときだけ、なのだとか。
おいおい。
さらに、問い詰めるとカマンベールチーズに蜂蜜をかけるとおいしいけど、それはおっとがいないときに、とのこと。

というわけで、今夜の晩御飯はパンとチーズとハチミツ+おかず数品。
ひさしぶりにハチミツ食べました。うまかったです。



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