『筑後川』一番の山場。それが「有明の海へ」の「り」の付点四分音符。
フォルテ3つ。Grandioso。少し長めの音で和音を形作るソプラノに課せられる責任は重い。
フォルテ3つ。Grandioso。少し長めの音で和音を形作るソプラノに課せられる責任は重い。
日頃
- 健康な体を維持
- よい姿勢
- よく歩く
- 規則正しい生活
- 快食快眠快便
- 十分にストレッチする
- 肩こり、首のこり、腰の張りなどを残さない
- 気持ちほがらか
- 腹式呼吸の反復訓練
- どならない、吠えない
- 鼻呼吸を心がける
- 鼻づまりがない
事前
- 音取りに不安がないようにする
- このあたりくらいは暗譜している
- この音の和音感がなじんでいる
- この5拍子に違和感がない
- 三度音程の跳躍訓練が十分できている
- このあたりを何となく鼻歌で歌える
- 言葉の意味を理解
- 自分と周りの実力を把握
- 本番で自分がどの程度化けるか把握
前日
- よくストレッチ
- 日頃からの訓練or鼻歌
- よく寝る
音を出す日
- 体力温存
- よくストレッチ
- 腹式呼吸(とくに丹田の)
- 気持ちほがらか
音を出す少し前
- 首周りのストレッチ
- 肩周りのストレッチ
- 腰周りのストレッチ
- 背中のストレッチ
- 肋骨周辺のストレッチ
- よく背伸び
- 口を大きく開け、口の奥も大きく開けておく(軟口蓋を持ち上げる)
- 目を見開き、目の奥(のような気がする頭皮あたり)も見開くように伸ばしてから弛緩
- 気持ちを緩めすぎず力を入れすぎず、にっこり、ほがらか
音を出し始めるとき
- 急にでかい音を出さない
- こんなところで目立とうとしない
- だけどなにも遠慮はいらない(節度は必要)
- できればハミングや鼻歌のような音を多用
- いい声が出るまでに30分くらいはかかるものです
この音に向けて
- まっすぐに立つ
- リラックス、リラックス
- 舌に変な力が入っていない。力を入れないんじゃなくて、入ってない。
- リラックス、リラックス
- 肩に力が入っていない
- 胸は高く
- 下半身はどっしりしっかり。大地を足でしっかりつかんで立ちましょう
- お尻をキュッと締めようがある立ち方で
- でもリラックス、リラックス
- 笑顔を作りましょう
- 高原のすがすがしい空気を吸い込んでいるようなイメージで(上半身)
- ときどき全部崩してストレッチもやりましょう
この音
- 大丈夫 出ます いい声で歌えます
- 直前の「あ」の音の前のブレスで、胴体の緊張を抜きすぎない
- 胸の高さを維持して 下腹部の下向き、外向きの緊張も維持
- 直前の「あ」をいい形のクッションと捉えて、「あ」といっている間に
「り」がだせる呼気を整えて出し始めます
- 口をそれなりにあける でもあけすぎない 音が当たるところをイメージ
- 「り」の頭で押す必要はありません
- 舌の力は抜けてますか
- 目を見開いて 喉は力を抜いて
- 母音のことは気にしすぎないくていいです
- っていうか考えすぎはよくないです
- 大丈夫 いい声です
- この小節の3拍目、ピアノパートの左手の音にあわせてもう一押しお腹を使って
- ステキな笑顔で歌えてますか
- 少しはベースの音も聞きましょう
この音のあと
- 3拍目の意識があれば、つづいて「あけの」に入っていけるはず
- 「うみへ」まで気を抜いちゃダメです
- 「へーー」はなんと2拍半もあって長いです ちゃんと伸ばして下さい
- そのあと、ありがたいことに休符が2拍あります ここで休めます
組曲として、演奏会として
- ここまで体力が持つようにペース配分を考えておきましょう
- 本番はいつもと声の出方が違うことに留意して、本番用のペース配分も考えましょう
- できるだけ日頃の練習で、本番のように歌いましょう
- 謙虚さも必要ですが、自己顕示欲は重要です
- 聴いていただく方に伝えたいことを頭に描いきましょう
- 指揮を見ましょうね
姑息系(大人って汚いよ…)
- 整体に通う
- ユンケルやリポビタンDなどのいわゆるドリンク剤を飲む
- あるいはQPコーワゴールドやアリナミン○○などの疲労回復錠剤を飲む
- 直前の1小節くらいを他人に任せて、見せ場のみに集中する
- 母音をごまかして自分の出しやすいものにして、ピッチと声量と音色で勝負する
- ちょっと高めに出す
- 平然と出せているような顔をする