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Allegroからの3拍子。3拍子といえば、123、123、という拍の繰り返しが基本ですが、より大きくフレーズを考えるときは、ご存知のように、123,223,323,423と数えたりします。よくある音楽では、こういった小節のかたまりは4小節単位になっていることが多いです。もしかすると2小節単位かもしれないし、8小節単位かもしれないのでそれぞれのフレーズで指揮者の方針を確認しましょう。フレーズというものはとりあえずブレスで切れるものだと思ってみてください(例外は多いです)。だから歌い手にとってどうまとめるかは重要です。誰が見てもこういうまとまり、という音楽もあれば、ブレスの持つ範囲で許されるテンポ設定と描きたいものとのバランスでせめぎあう場合もあります。

でも今回の最初のフレーズは言葉の切れ目、休符による音の切れ目もあって、境目が見えやすいですね。123,223と数えるとすれば1はAllegroの2小節目の頭。すると、、、ん?うまくあいませんね。ほゝあからめて、の同じ形まで5小節あります。これは多少珍しい形。普通ならベース以外が「あいが」と歌う次の小節で「ほゝ」と入ってきて自然に収まるんですよね。ベースが「あいーが」と歌っている分が余分、とみるか、いやそれよりも、そこまでの423をいったんやりきって、ピアノパートが切れた「ほゝ」を、まるで時間をちょっと止めるかまき戻すように入りなおしてみるか。

「うたいだす」でも同じ掛け合い形式なのに、次の「すあしで」に向けて違和感なく4小節フレーズが出来上がっていることを考えると、ベース分が余分で後ろに長いと見る前者よりも、ピアノ抜き部分が不思議にくっついているアウフタクトが余分におまけって感じの後者の考え方のほうが多分しっくりくると思う。

音楽をいい形に作り上げる基本思想で、「特徴的なものを際立たせる」ということがあります。こういう普通でないところでは、ないなりに不思議さを際立たせる演出が欲しいところです。
曲想が大きく変わる直前ならまだしも、せっかく音楽が軽快に動き始めたところでこういう技を使うということは、ちょっと考えが必要。
流れ始めた川が
「あれ、いきどまっちゃった、クスン」
って感じで仕切りなおすような音楽にしてみるとか、なんか面白いかもしれません。「ほゝ」直前の8分休符を気持ち長く感じてみるってことなんだけど、くどい演奏好きの私だからこそ思いつく話かも。ふつうはやっぱそんなことしないw

とりあえず、まずは「フレーズの長さが普通でないから、油断して飛び出してしまわないように気をつける」というあたりから始めておきましょうか。