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Allegro部分の作り方。ピアノパートを見てみればスタッカートが続いている。歌ってみれば、まさにそのスタッカートをやりたくなるような楽しい音楽が書かれていることに気づく。少し小さい音量の指示も、むしろ力で押すのではないという音楽の基調を伝えてくれているようだ。
しかし、よくよく見てみると合唱パートにはスタッカートが書かれていない。さて困った。私たちはスタッカートしていいだろうか。

自然にわき上がってくる音楽をつくる立場から、スタッカートしているといっていいような軽快な音楽に仕上げていくという方法。やるなとは書いてないのだからやると良さそうなことはやればよいのではないかと。とくに最初の「す、が、」の2つの音ははっきりさせた方がいいだろうという作り方だ。もちろんベースはレガート。
これに対して、ここであえてピアノパートだけにスタッカートを書いていて、次のページの「走り出す」には女声にスタッカートを書いているくらいだから、この書法は作曲家からの「ここはスタッカートではない」という強いメッセージだと理解してみる立場。レガートはあり得ないにしても、テヌートと思わせない程度に音価いっぱいまで歌い、安易な気分に流されない繊細な気品を描き出してみせる。2回のフレーズの中でそれぞれのクレシェンド・デクレシェンドをわき上がらせるフレーズ全体の流れを演出し、大人の音楽に仕上げていく。

前者の方がはるかに多数派な気がするが、こんくるだとどう採点されるのだろう?