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「黄河を治むるものは天下を治む」とも言いますが、黄河に限らず治水は多くの人の願いだった。こと筑後川。河状係数(河川の年間における最大流量と最小流量との比)が総じて高い日本の河川の中にあって、特に筑後川はこの値が高い。降った雨がそのままざっと流れてくる、ある意味、非常迷惑な川。暴れ川。利水を考えようにも欲しいときには水がなく、ひとたび大雨が降ると、流域を命や生活ごと飲み込んでしまう。
筑後川の話を探していると、三大井堰の話によくぶつかる。恵利堰、山田堰、大石堰 。
人に歴史あり、川に歴史ありといった感じで、それぞれに物語がある。
坂東太郎、四国三郎とならび、日本の3大暴れ川に数えられた筑紫次郎、筑後川をいかに押さえつけるか。その難工事によってもたらされた広大な水田。いやぁ、プロジェクトXっていうか、そのとき歴史が動いたっていうか。

最近はダム問題が取りざたされて、ダムといえば、もういらないもの、環境を破壊するもの、立ち退かせた村を飲み込むもの、そんな印象が先にたつ。しかし、戦前までの長い間、日本の発電を中心から支え、今でも大気汚染や放射能汚染の恐れのない重要な発電法。梅雨と台風という時期に降雨が集中する気候で、流域の多くの人たちの生活を支える淡水を安定供給すること。少なくとも、ある程度までのダムは人の暮らしに必須だ。

ダム抜きに筑後川を語ることはできない。