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エラ 鰓 えら

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chikugogawa

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「もだえて」のときもそうだったけど、同じ意味のはずの言葉にも用法ごとの書き下し方があるようだ。

鰓呼吸でググると、昨日のようにいくつかの俳句や川柳に出会う。しかし、「エラ呼吸」でググると、あまり文学っぽいものにはであわない。

  そう死者の頭脳が太陽の記憶をエラ呼吸する人工蟻の
  ハイブリッドな肉体線のようにモノクロームの地球に
  ギミック少女のカタストロフィックな悲しみを移植する

最初に出てくるのは、このイミフメイな言葉の羅列としての詩?らしきもの。
http://www.hehehe.net/library/lib/E-00036.html

 ちなみにこの評価は
 http://www2.ocn.ne.jp/~dan/mmm.htm
 私は最初の こがゆき さんの冷静なコメントと同意見です。

正確には覚えていないのだけど、科学技術の世界では常用漢字にない、たとえば「鰓」という用語を書きたいときにひらがなや、点や下線をつけたり、「」でくくるようなことをせず、カタカナでエラと書くというお約束があります(いや、人や犬も、ヒト、イヌと書く人たちだから、常用漢字の問題じゃないか)。だから、技術用語としては「エラ呼吸」と書くのが、ある意味、正しいのですね。この客観性の世界で多用される表記法が、かえって無機質なわかりにくさを生んでいるような気がするのかな。だから多分、文学の人は「鰓呼吸」と呼びたいのかと。

でもそういうお約束に対してバイオな人たちはかなりテキトーに対応するので、タンパク質とたんぱく質と蛋白質がひとつの書類に平気で共存するんですよね。気持ち悪くないのかなぁ。
http://www.imic.or.jp/about/imicpdf/24_1/v24_1p30.pdf


ちなみに「えら呼吸」でググると、文学っぽいものには出会いません。専門っぽさも低い気がします。


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