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まず楽譜を確認してみると、同じAllegro leggieroで始まっていて、ピアノパートに関しては冒頭の3小節目からの譜面と、ここからの動きは16小節間にわたって「しぜんにそだてられた」まで完全に一致。調もスタッカートもテヌートもクレシェンド、デクレシェンドも。ただ違うのは音量が冒頭はpで始まるのにここではf。そして冒頭はベースが歌に参加するところで音量をmfに2ランクアップさせるのにここでは変化の指示なし。
合唱の音型は、冒頭で合いの手だった「ラララ」。だけどよくよく見てみると、冒頭でラララを歌うタイミングをピアノパートとの関係で見てみると2小節ずれている。完全に一致しているのは冒頭からではなくて冒頭の3小節目からだから。とはいえ収まりよく作曲されているので、ずれていることをことさらに意識する必要はないでしょう。

とりあえずピアニストさまにはぼーっと歌っている合唱団員にも明らかに違いが分からせるような冒頭のpとここのfの差を演じ分けてもらいたいなぁって思います。右手しかない楽譜でしかもこのテンポ。つぶが揃ったスタッカートを、躍動感や昂揚感のあるpと、さらなる期待感を孕みつつも問題解決と若い愛に満ちたfとに演じ分けることって、そう簡単なことではないと思いますが。

全く個人的な嗜好ですが、こういうもとの音楽が発展して戻ってくる形式って大好きです。かつて主旋律だった音楽を合唱以外が奏でていて、そこに全く新しい音楽を後ろから重ねていく様なところ。ブラームスのドイツレクイエムにあるバイオリンにwie lieblich sind の旋律を任せて合唱が低くwohl denenと入ってくるところとか。