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*鏡の国のアリス #amazon(4087505138,left,image)書名: マイナス・ゼロ 著者: [[広瀬 正>http://www6.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/90.html]] <イメージをクリックするとamazonに進みます> **紹介 タイムマシンを駆って、少年時代の自分の住んでいた懐かしい古き良き時代にやってきたひとりの男……。非凡な空想力と奇想天外なアイディア、ユーモア精神と奇抜などんでん返しで、タイムトラベル小説の最高峰と謳われ、今や日本SF史の記念碑的存在となった著者の第一長編小説。   解説・星新一 **評価 評点:★★★★★ ( 9/10点) 複雑なタイムトラベルテーマをモダンで洒脱な文体と構成で描いた日本SFの名作.太平洋戦争を挟む時代を描きながら,いたずらな悲劇に走らず,時代の空気をうまく描きつつ,主人公 浜田俊夫の数奇な運命を描ききっています.紹介にあるように,まさに日本SFの最高峰の一つです. 解説で星新一に『SFを長編で書く場合、いかに日本の風土に適合させるか。私はその問題への解答がみつからず、長編を書けず、書かずにいた。『日本アパッチ族』を読み、ああ、方法があったのかと思った。そして『マイナス・ゼロ』を読み、こんな手法もあったのかと、またまた感心させられた。』と言わしめた名作で,直木賞候補作品にもなりました. 何より,広瀬正の小説は,かっこいいというかモダンで読み応えがありストーリーと雰囲気の両方で楽しめます. **おまけ 手元の本は1982出版の集英社文庫ですが,広瀬正の全集は今や古書でも手に入りにくく,法外な値段で取引されています.是非,[[復刊投票>http://www.fukkan.com/group/?no=2491]]にご協力ください.   
*鏡の国のアリス #amazon(4087505138,left,image)書名: 鏡の国のアリス 著者: [[広瀬 正>http://www6.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/90.html]] <イメージをクリックするとamazonに進みます> **紹介 ひとりの青年が銭湯につかっていた。ふと気がつくと、そこはいつの間にか女湯になっていて、追い出された彼が迷いこんだのは、左右が逆になっている”鏡の中の世界”だった。--美容整形医の私のところに、性転換手術の相談にきた青年が語る奇妙な体験。すべてがあべこべの世界で彼が遭遇した出来事の数かずは……。他に短編三作品を収録。 解説・井上ひさし **評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) 中編の表題作他短編三作を収録.表題作は広瀬流ハードSFで,物理論から量子論,光学異性体の話まで出てくる『鏡の国の』物語.広瀬氏の得意とする奇妙洒脱な文体で師の博学ぶりが感じられます.淡々と複雑かつ深いテーマを語るストーリーは広瀬節ならではで,軽く読んでも深く読んでも楽しめます.短編三作もセンスオブワンダーに溢れ,特に昭和文化の語り部としての広瀬正の語り口が冴えたノスタルジックでかつ新しい物語が楽しめます. **おまけ 手元の本は1982出版の集英社文庫ですが,広瀬正の全集は今や古書でも手に入りにくく,法外な値段で取引されています.是非,[[復刊投票>http://www.fukkan.com/group/?no=2491]]にご協力ください.   

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