乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 タイムマシンのつくり方
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タイムマシンのつくり方



書名: タイムマシンのつくり方
著者: 広瀬 正




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紹介

不思議な形をしたある”もの”に未来の学者連中が首をひねる、著者最初のSF「もの」をはじめ、あふれるばかりのアイディアと創造力、凝りに凝った構成とたぐいまれなユーモア精神の中で、SFの魅力と論理性を追求した鬼才の短編、ショート・ショートの集大成。 解説・筒井康隆

評価

評点:★★★★☆ ( 7/10点)
タイムマシンものの鬼才,広瀬正の短編/ショート・ショート集.長編3作に比べると,完成度が落ちるが,タイムマシンものは広瀬正なりのキレを見せる.ただ,どちらかというと『不遇時代の』広瀬正の作品を知るという意味合いが強いことも否めない.そこには,得意のタイムマシンものだけでなく,SFを書けず苦闘している様や,ショート・ショートのためか星新一の影響を受けた様子が垣間見られる.とは言っても,凡庸な小説に比べればはるかに読ませますし,何より,名SF解説"『時の扉』を開く”があり,広瀬正とそれを取り巻く日本SF界の苦闘を赤裸々に綴った筒井康隆の解説だけでも必読の本です.

おまけ

手元の本は1982出版の集英社文庫ですが,広瀬正の全集は今や古書でも手に入りにくく,法外な値段で取引されています.是非,復刊投票にご協力ください.