乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 神への長い道
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神への長い道



書名: 神への長い道
著者: 小松 左京




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紹介

二十一世紀の地球。フジ・ナカハラは、精神の再生を未来に求めて、フロリダにある冷凍睡眠所で無期限の冷凍睡眠に入った。しかし、三千五百年後に海王星の衛星トリトン上のサイボーグ病院で覚醒した彼が目にしたものは、定向進化したにすぎない人類の現実だった。人類は再び旅立とうとしていた。可能性のまたたきを求め、フジは、人類は、どこへ行きつくのか……。表題作ほか、巨匠が描くハードな未来史五篇。

評価

評点:★★★☆☆ ( 6/10点)
『果てしなき流れの果てに』『ゴルディアスの結び目』の流れに属する表題作を含んだ単中編集.小松左京の描く人類の行き先を描いた作品.しかしながら,構想の割に話がふくらんでおらず,肩すかしを食ったような印象だけが残ります.やはり,小松左京の神髄は,現代/近未来で,とんでもない状況が起きたり,それに対応するプロジェクトを社会学的な視点を含めて描く作品であり,壮大なテーマに踏み込むと,そのイメージに負けて尻切れトンボに陥りがちな感じがします.例えば五十六世紀の様子の描写にしても,緻密さやセンスの点でクラーク(『3001年終局への旅』が好例.)に比べると見劣りしてしまいます.構想が壮大すぎて...というパターンがここそこにでているのも残念です.

おまけ