乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 秘密

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

秘密



書名: 秘密
著者: 東野 圭吾




<イメージをクリックするとamazonに進みます>

紹介

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。

評価

評点:★★★★☆ ( 7/10点)
ミステリー界の旗手によるファンタジー佳作.猛烈なスピードで時間が経過すること,娘の体に妻の魂が宿ることに対する論理的説明のないこと,結末があまりに唐突でその結末のためにはもっと微妙な伏線をきちんと描き込まないと納得感が無いなど,すれっからしのSF読みにはつっこみ所が満載なのも事実ですがそれでよいのです.なぜならこの話は,SFではなく,ミステリーでもなく,ましてや純愛物語でもない,東野圭吾から年頃の娘を持つ父親達に捧げる甘酸っぱいファンタジーなのですから.その視点で見れば,甘ったるい描写も納得できます.若干読み手を選ぶかも知れませんがいい話でした.


おまけ


映画化もされていますね.観ていませんがどうだったんでしょう.もっとも娘がヒロスエだったら大半のお父さんは嬉しいでしょうけど.