乱れ撃ち読書録@chipmunk1984

天使墜落 上

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天使墜落 上



書名: 天使墜落 上
著者: ラリー・ニーヴンジェリー・パーネルマイクル・フリン (浅井 修訳)




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紹介

地球と敵対する軌道上の宇宙ステーションから、宇宙船が墜落した。飛行士の暗号名は<天使>。究極の環境保護政策を掲げ、科学技術を憎悪する連邦政府に捕まりでもしたら一大事だ。だが地球にも味方がいる――宇宙ステーションが助けを求めた相手とは、科学の信奉者と罵られ弾圧されながらも、性凝りなく地下活動を続けるSFファンたちだった!巨匠たちが贈る、空前絶後のドタバタSF大作。

評価

評点:★★★☆☆ ( 6/10点)
『おたく』っていうのは世界中どこにでもいて...というSFギャグ大作.舞台はSF大会で,DUFFにTAFF,合い言葉はFIAWOL(Fandom Is A Way Of Life),果ては<シーフードへの話し手>(スピーカー・トゥ・シーフード)の登場.マニアというのはどこでも同じなんだなぁと妙な感心をさせられる作品です.SF読みなら一度は手にとっていただきたいと思います.現代SF界の旗手たちによる作品なので,ちょっとストーリーはステレオタイプな所がありますがSFとしてもしっかりとしたできになっていてギャグ抜きでも一流の作品として楽しめます.
私は中途半端なSF読みなので,とてもすべてのネタは理解できませんでしたが,それでもニヤリとできる描写がそこここにあってとても楽しめました.ちょっと読み手を選ぶかも知れませんが,この作品はSFを読み込んだファンに対する3人の巨匠からの楽しいプレゼントですね.

おまけ

Internetでネタを解説しているサイトを探したのですが,残念ながら発見できませんでした.誰かまとめてくれないかな.





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