乱れ撃ち読書録@chipmunk1984

ビッグ・ウォーズ枝編 神撃つ朱い荒野に

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ビッグ・ウォーズ枝編 神撃つ朱い荒野に





書名: 神撃つ朱い荒野に
著者: 荒巻 義雄




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紹介

人類と神々との戦争が始まって以来、人類は、随所に敵を撃破し、順調に戦果をあげていた。が、突然、神々の猛反攻が開始される―。亜空歓喜海佐は、地上大型巡洋鑑“青葉”の鑑橋にあった。亜空が属する高速地上巡洋駆逐鑑隊第八戦隊は督将美川海将の指揮のもと、神々に制圧された“楽園高原”奪還のための夜襲作戦が決定されたのだ。亜空の行手に待ち受けるものは。壮大な火星戦記、青葉の戦い。

評価

評点:★★★☆☆ ( 5/10点)
(これはビッグ・ウォーズシリーズ全体の評価です.)
荒巻 義雄が仮想戦記シリーズに行ってしまう前,まだSF作家だった頃(?)のスペースオペラ大作.どこかでも書いた気がしますが,本当にスペースオペラは難しいと本当に思いました.『神人戦争』や『人体強化処置』といった設定は面白く,ディテールにはそれなりの工夫があるのですが,話が進むにつれ,作者の後年の行き先を示すかのようになんだか第二次世界大戦の戦記物みたいになってしまって,なんだかなぁというのが率直な感想です.巻末の年表など,それなりに世界を練ってはいるようですが残念ながら作品には活かされていないようです.登場人物のネーミングが安直に見えるのもちょっと損ですね.

おまけ

主人公の名前だけはちょっと工夫がありましたね.普通に読んでいたら気がつきませんよ.










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