乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 プレイ-獲物- 上
※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

プレイ-獲物- 上



書名: プレイ-獲物- 上
著者: マイクル・クライトン




<イメージをクリックするとamazonに進みます>

紹介

失業中のコンピュータ・プログラマーのジャックは,ナノテク開発に携わるハイテク企業ザイモス社に勤める妻の異変に気づいた.性格などが,まるで別人のように一変したのだ.さらに,末娘に原因不明の発疹が出たり,不審な人影が出現するなど不可解な出来事が相次ぐ.おりしもザイモス社では異常事態の対処に追われていた.軍用に開発したナノマシンが,砂漠の製造プラントから流出し,制御不能に陥ったというのだが…….

評価

評点:★★★★☆ ( 7/10点)
(これは上下巻をあわせた評価です)
マイクル・クライトンお得意の『科学小説』.クライトンですから安心して読めますし,ナノマシンの製造工場など素晴らしいリアリティがあります.前半,主人公が失業するくだりなどはアメリカのビジネス社会が垣間見られて非常に興味深い部分もあります.ただ,残念なのは,クライトン自身がナノマシンとか人工的な進化プログラムと言ったまさにこの物語の核心をなすガジェットについて今ひとつ消化不良なのではないかと思わせるように物語が展開することです.なんだか恣意的すぎてファンタジーかホラーになってしまっている気がします.クライトンの持ち味である冷徹なテクノロジーの記述が最後には保てなくなっているような気がして……ちょっと残念な読後感でした.

おまけ