乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 老人と宇宙
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老人と宇宙



書名: 老人と宇宙
著者: ジョン・スコルジー(内田 昌之 訳)




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紹介

ジョン・ペリーは75歳の誕生日にいまは亡き妻の墓参りをしてから軍隊に入った。しかも、地球には二度と戻れないという条件で、75歳以上の男女の入隊しか認めないコロニー防衛軍に。銀河の各惑星に植民をはじめた人類を守るためにコロニー防衛軍は、姿形も考え方も全く異質なエイリアンたちと熾烈な戦争を続けている。老人ばかりを入隊させる防衛軍でのジョンの波瀾万丈の冒険を描いた『宇宙の戦士』の21世紀版登場!2006年ジョン・W・キャンベル賞受賞作。

評価

評点:★★★★☆ ( 8/10点)
紹介にあるようになかなかに面白い設定で,SFガジェットもうまく使われていてミリタリーSFとしても雰囲気をつかんでおり,スムースに読める佳作です.いくつか次に繋がる伏線らしき描写もあり今後も楽しめそうです.途中,ちょっとストーリーが散漫になってなぜ登場人物が75歳以上の老人でなければならないのかという必然性が薄れかけてくる(また後半に盛り返しますが)のとコロニー人(?)達の描写がほとんど無いので物語のバックグラウンドが広がっていないのが欠点ですが,サイドストリーに期待したいと思います.
ただ,年寄りが主人公の作品なので,ある程度の歳になっていないと感情移入しにくいところがあるかもしれません.

おまけ

原題は Old Man's War .あの『老人と海』の原題が The Old Man and the Sea ですから,このタイトルは日本で狙ってつけた感じですね.であれば,日本的には『アゲイン』(by楳図 かずお)の方がぴったり来るような気もするんですが(^^;)