乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 バビロニア・ウェーブ
※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

バビロニア・ウェーブ



書名: バビロニア・ウェーブ
著者: 堀 晃




<イメージをクリックするとamazonに進みます>

紹介

太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束―バビロニア・ウェーブ。いつから、なぜ存在するのかはわからない。ただ、そこに反射鏡を45度角で差し入れれば人類は膨大なエネルギーを手中にできる。傍らに送電基地が建造されたが、そこでは極秘の計画が進行していた。日本ハードSFを代表する傑作。星雲賞受賞。

評価

評点:★★★★☆ ( 7/10点)
日本の誇るハードSF作家 堀 晃による長編.堀晃らしいテクノロジーに対する深い知見をベースとしながらテクノロジーに拘泥せず人間模様を描こうとする意欲作です.3光日とか,いかにも堀晃らしい設定でわくわくしながら読み進められます.
ただ,この作品に限って言えば提示される謎があまりに大きすぎたのか作者はその謎に対する答えを提示することができず,登場する人間に描写も中途半端で未消化な印象となってしまいました.もしかすると堀晃はハードSFでも,アイディア勝負の短編の方が実力を発揮するタイプかもしれません.少なくともこの作品を読む限り,発想を十分にふくらませて物語に深みを持たせることはできていないような気がします.


おまけ