乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 悪徳学園

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悪徳学園



書名: 悪徳学園
著者: 平井 和正




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紹介

東京の中学校「私立博徳学園」。だが、「博徳」とは名ばかりで、実際は腐敗・堕落した悪徳学園だった。転校生・犬神明は、ここで卒業を待つつもりだったが、女性教師・斎木美夜が赴任してきた事で騒動に巻き込まれる。


評価

評点:★★★★☆ ( 7/10点)
ウルフガイシリーズの原点である表題作を含む短編集.『悪徳学園』はウルフガイシリーズの下敷きになっているようですが,主人公犬神明はそれほどストイックではなくどちらかというとアダルトウルフガイの犬神明に近いキャラクターになっています.今となってはウルフガイはこれだけ読めばOKという感じもあってなんだか寂しい気もします.ハチャハチャSFの傑作『星新一の内的宇宙』を含め平井和正作品の全ての原点がここにあるのかも知れません.


おまけ

表題作『悪徳学園』については,当初この作品が短編集『エスパーお蘭』(単行本)に収録されていて,文庫化の際,分量を調節するため『エスパーお蘭』からいくつかの作品を分割して『悪徳学園』を短編集のタイトルにしたそうです.初文庫化(ハヤカワ文庫JA)のあとがきで作者が「これで、『悪徳学園という単行本はない』と説明する必要がなくなった」と述べています.