乱れ撃ち読書録@chipmunk1984

燃えるサーキット

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燃えるサーキット



書名: 燃えるサーキット
著者: 高齋 正




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紹介

超能力者・栃岡純一郎は、自動車設計家・矢野勝男を暗殺するためにタイムマシンで15年前の世界に送られた4人組を追って、自らも過去へ翔んだ。そして死闘の果てに4人組を倒したものの、タイムマシンの事故で現在に帰れなくなってしまった。未来から携えてきた資料を武器に自動車評論家として名を知られるようになったが、その栃岡の評論がいつか現実=未来に影響を与え始めたのだ……。長篇傑作カーSF。

評価

評点:★★★★☆ ( 8/10点)
カー小説の高齋正が贈るライトSF.1980年くらいに日本のレース界の未来を考えたらこんな感じというちょっとした違和感を楽しみながら読める佳作です.後にニューモデルマガジンXあたりでもやっていた自動車評論家界の内幕話(?)も楽しめます.もちろん高齋正なのでクルマに関する記述は抜けていて,そこは間違いの無いところ.まぁSFファンにはカーマニアも結構いると思うから良いけど,考えてみると間口の狭い作品ではありますよね.個人的には好きな作品です.あなたがカーマニアでSF設定に抵抗がなければ是非!

おまけ













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