乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 ディアスポラ

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ディアスポラ



書名: ディアスポラ
著者: グレッグ・イーガン(山岸 真 訳)




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紹介

30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。ごく少数の人間だけが、ソフトウェア化を拒み、肉体人として地球上で暮らしている。“コニシ”ポリスでソフトウェアから生まれた孤児ヤチマの驚くべき冒険譚をはじめ、人類を襲う未曾有の危機や、人類がくわだてる壮大な宇宙進出計画“ディアスポラ”などを描いた、究極のハードSF。

評価

評点:★★★☆☆ ( 6/10点)
ハードSFと言われながらハード設定をガジェットとしてのみ扱ってきた『宇宙消失』や『万物理論』とは趣を異にして,イーガン流ハードSFを突き詰めた作品.訳者はわからないところは読み飛ばせと言いますが,この作品の面白さはこの難解なディテールであって,腰を据えて読み込まないと面白さは半減すると思います.とても全部を楽しめるわけではありませんが,一部でも理解できればイーガンのビジョンのすばらしさが深く楽しめるでしょう.特にヤチマ誕生のあたりはじっくり味わいたい部分です.ただソフトウェアの子であるヤチマが結局人間と同じように描かれてしまい,物語が進むにつ入れセンスオブワンダーが失われているような気がします.情報化されいくつもコピーを持ち事実上不死である新しい人類がどのように変わったのかがもっと描き込まれないと設定が活かされないと感じました.

おまけ