乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 未来からのホットライン
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未来からのホットライン



書名: 未来からのホットライン
著者: J・P・ホーガン (小隅 黎訳)




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紹介

アメリカ西海岸で技術コンサルタント事務所を開いているマードック・ロスは、スコットランドの古城に住む引退したノーベル賞物理学者の祖父に招聘され、友人のリーとともにイギリスに向かった。祖父が政府の助けもなく独力でタイム・マシンを完成させたというのである。 半信半疑のまま地下研究室へ降りたロスの前には、DEC社の大型コンピューターを始め、数知れぬ電子機器がもつれ合った電線でつなぎ合わされていた……。SF作家たるもの一度はタイム・マシン・テーマに手を染めなければならない、と語るJ・ホーガンのお手並みやいかに!?

評価

評点:★★★★☆ ( 8/10点)
ホーガンの傑作の1つ.過去向きに情報しか送れないタイムマシン(?)を軸に,新しいタイムマシン物語のフレームワークを構築しながら物語としても完成されたものになっている素晴らしい長編です.ちょっと前半はタイムマシン理論を詰めるという側面があって退屈するかもしれませんが,物語が走り始めればそこはホーガンで一気に読めます.なんだかちょっと冗長だなと思える後半も結末を迎えてみると納得の構成です.DECのエンジニアだったというホーガンならではの記述もありディテールも楽しく読めますが,何よりこの作品はこれまでにないタイムマシンテーマを提唱したという大きな意味を持つ作品だと思います.ファン必読の一冊でしょう.

おまけ