乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 となり町戦争

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となり町戦争



書名: となり町戦争
著者: 三崎 亜紀




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紹介

ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた…。
見えない戦争を描き、第17回小説すばる新人賞を受賞した傑作。
文庫版だけの特別書き下ろしサイドストーリーを収録。


評価

評点:★★★☆☆ ( 5/10点)
おもしろそうな設定に惹かれて読み出したのですが,徹頭徹尾設定が不消化でストレスのたまる読書でした.
所々着想はおもしろいんですが,その設定を突き詰めず若者の『戦争感?』みたいなものを気分で書くのが先走って物語として収拾がついていません.あの『戦争』が何だったのか.そこを突き詰めていけばもっと良い作品になっただろうに残念です.(たとえば地域振興としての戦争ならドンパチなしもありだと思うんですけどね.結局普通に戦闘してたみたいだし.)居留地とか首都とかもったいぶった書き方も最後に何かあると思ってたのに肩すかしだしねぇ.(ちょっとパラレルワールドものを想像してた.)
文庫本のサイドストーリーもまさに蛇足.作品の価値を下げるだけですね.もったいない.


おまけ

なんだかこの読後感永遠の1/2にそっくりな気がします.すばる文学賞ってこういうの好みなんですかね?全然いけてないと思うんですが.