乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 宇宙消失
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宇宙消失



書名: 宇宙消失
著者: グレッグ・イーガン(山岸 真 訳)




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紹介

2034年、地球の夜空から星々が消えた。正体不明の暗黒の球体が太陽系を包みこんだのだ。世界を強行が襲った。この球体について様々な仮説が乱れ飛ぶが、決着のつかないまま、33年が過ぎた……。ある日、もと警察官ニックは。病院から消えた若い女性の捜索依頼を受ける。だがそれが、人類を震撼させる量子論的真実につながろうとは!ナノテクと量子論が織りなす、戦慄のハードSF。

評価

評点:★★★★☆ ( 7/10点)
ハードSFであることが強調されますが,そんなにハードではないです.シュレディンガーの猫の逸話が理解できれば,量子論になじみがなくても物理にそう詳しくない主人公の設定と巻末解説で乗り切れます.物語も物理論に終始するのではなく,様々な魅力的なSF小物が登場し読者を楽しませてくれます.ただ物語としては若干完成度が低い感じも否めません.バブルやローラの正体が明かされたあとの展開はやや冗長ですし,初期に伏線として登場しているいくつかの出来事も説明されないまま物語は終わってしまいます.あと,『宇宙消失』という邦題とカバーの紹介文は読者をミスリードしますね.宇宙消失(=バブル)はこの物語のガジェットに過ぎずメインテーマは別にあります.

おまけ