乱れ撃ち読書録@chipmunk1984

復活の日

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復活の日



書名: 復活の日
著者: 小松 左京




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紹介

MM-八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する…南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。

評価

評点:★★★★★ ( 9/10点)
巨匠 小松左京がその頂点を極めた時期に書かれた会心の一作.米ソ冷戦下の兵器開発競争がいかにばかげていて,恐ろしいものであるかが,重厚な人間ドラマを縦軸に描かれます.そしてこの作品で,何より恐ろしいのは,人類を滅亡に導いたウイルスがインフルエンザウィルスに酷似しているという設定です.鳥インフルエンザにSARSの流行.まさに1964年に書かれた警告が,今,蘇ります.

おまけ


映画化もされています.映画の評価は分かれているようですが...






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