乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 神狩り2 リッパー

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神狩り2 リッパー



書名: 神狩り2 リッパー
著者: 山田 正紀




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紹介

日本SFを代表する名作「神狩り」の続編が、前作から29年ぶりに登場。「ミステリ・オペラ」(推理作家協会賞・本格ミステリー大賞、ダブル受賞)で評価が高まる著者、注目の作品。

評価

評点:★★☆☆☆ ( 4/10点)
これがあの『神狩り』の続編でなかったら,新しい物語として語られたらもう少し高い点を付けても良いかも知れませんが,あの『神狩り』の続編としては失格です.『神』に対して新たな概念を提起した前作に比べ,何ら新しいコンセプトを付け加えることができないばかりか,広げすぎた風呂敷をまとめきれずに物語が破綻しています.キリスト教を,黙示録を否定するように語りながら結局黙示録に回帰してしまう.これなら素直に,黙示録をモチーフとした作品として描いた方がずっとすっきりします.『神狩り』を山田正紀風に『格好良く』するとこうなってしまうのでしょうか?物語の前半がぶつ切れで読みにくい点,提示された謎や伏線のいくつかが未解決のまま完結する点も減点材料.大いに期待して読んだ身には『読まなきゃ良かった』とすら感じさせてしまいます.

おまけ

『神狩り』については,『ミロのビーナスは両手を失っているからこそ美しい』ということなのでしょう.